第二新卒転職向けデロイトトーマツコンサルティングの選考・面接
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今回はデロイトトーマツコンサルティングの第二新卒転職についてお伝えします。
採用を拡大していることから門戸も広く、かつ転職検討者の中でも人気の高いデロイトトーマツコンサルティング(DTC)。今回は過去、実際に第二新卒採用枠で転職をした方に赤裸々に採用についてお伺いし、情報を整理してみました。
実際にデロイトを受け、内定し、入社した方にお伺いしましたので、他ではなかなか手に入らない情報です。
是非、コンサルティング業界やデロイトへの転職を検討している方はご一読ください。
- デロイトトーマツコンサルティング・コンサルティング業界に転職するには
- 実際の選考プロセス
- 書類選考
- 面接
- 内定と年収提示
- 研修を考えればビジネスアナリスト入社がおすすめ
- コンサルタントになりたい人へおすすめの転職方法
デロイトトーマツコンサルティング・コンサルティング業界に転職するには
まず元PwCで人事を経験されたリネアコンサルティングの大森 さんに相談することを強く推奨します。元人事であり、コンサルティング会社への豊富な転職支援経験をお持ちです。
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実際の選考プロセス
選考プロセスですが、以下の4つのプロセスに分けられます。
- 書類選考
- Webtest
- 面接(1次~3次)
- 内定・入社
上記のプロセス自体は中途採用と面接の実態で記載した内容のままですが、デロイトトーマツコンサルティング(DTC)ではどのような採用が行われているのか、その詳細を見ていきましょう。
書類選考
比較的書類選考における通過率が緩くなっていると言われているコンサルティング業界ですが、第二新卒におけるデロイトトーマツコンサルティング(DTC)の書類選考の基準はかなり高めの設定となっています。
学歴
第二新卒採用における学歴はMARCH以上(もしくは準じる地方国立大学)が必要となります。あくまで第二新卒はポテンシャル採用という位置づけなので、実績はもとより書類選考においては学歴が最低限のボーダーラインとなるとみておくのが良いでしょう。
ただし、あくまで総合的な評価でのポテンシャルですので、実績や職務内容次第では通過する可能性
職務経験
今までの業務においてどのような仕事をしていたのかという職務が見られます。それぞれの仕事を行うためにどのようなプロセスを実行した(俗にいうPDCA(Plan/Do/Check/Action)サイクル)を確認され、営業職であれば年間ノルマを達成するためにどのような動きをしたのかが、企画職であればチームの中でどのような役割を担いどう仕事を進めていったのか、という過去の行動を見られていると考えてください。
志望動機
「なぜコンサルになりたいのか」という志望動機がかなり強く聞かれます。コンサルティングワークはかなりのハードワークとなるため、かっこよさそう/給料が良さそうという衛生面をベースではなく、「〇〇をしたいからコンサルしかない」という強い信念が問われるためです。逆に中途採用においてはなぜデロイトなのか、というところは軽く確認される程度で、そこまで重要なポイントにはなりません。
学歴・職務・志望動機は面接官が見る一番最初のあなたですので、文言も含めて違和感のないレベルに仕上げておきましょう!
上記のポイントをまとめ上げ、履歴書・職務経歴書を整理していきましょう。
Webテスト
書類選考後、デロイトトーマツコンサルティングの第二新卒採用においてはWebテスト(TG-WEB)が課されます。あくまで足切り程度で考えているためそこまで難しいものではなく、対策をすれば通るレベルですが、面接に至るには必須プロセスですので気を抜かずにいきましょう。
面接
書類選考、Webテストが通るといよいよ面接になります。デロイトトーマツコンサルティングの面接は3回行われ、内定可否が決定されます。なお、グループ面接などはなく、全て1対1の面談で行われます。
それぞれの面接における詳細を以下に記します。
1次面接
- 面接官:マネージャークラス
- 所要時間:30~40分程度
- 内容:履歴書・職務経歴書・志望動機、及び立ち振る舞いの確認
- 結果通知:2日後~1週間程度
1時面接はマネージャークラスとの面談です。30~40分程度、提出された履歴書・職務経歴書を基にして、あなたという人物を網羅的に確認します
質問事項
- 今までどのような仕事をしてきたのか
- 自分の強み・弱みは何か
- 何故転職をしようと思ったのか
- その中でもコンサルティング業界を受けている理由は何か
- コンサルティングとはどのような仕事と考えているか
- コンサルティングを行う上で何が一番大切だと思うか
- デロイトトーマツコンサルティングのどこに興味を持ったのか
- デロイトトーマツコンサルティングでやりたい仕事はあるか
- 深夜まで仕事をすることもあるが、耐えられるか
- 強み・弱みを表す仕事上のエピソードを説明してほしい
- あなたを採用することでどのようなバリューを提供してくれるのか
ポイントとしては「あなたが今、この面接を受けている理由を自分の中でストーリーを作ったうえで論理的に、端的に説明ができるか」ということです。
マネージャークラスといえどもかなりの修羅場をくぐりぬけており、人材というものをかなりシビアにみてきます。特に上記のような質問の中にひっかかる内容があった場合、「それはどうして?」という風に突き詰めて質問をしてきます。
ただ、1次面接に関しては自分の中でストーリーと伝える練習を繰り返していれば卒なく対応できる内容ですので、事前準備を怠らないようにしておけば突破できるものと思います。
2次面接
- 面接官:シニアマネージャークラス
- 所要時間:60分程度
- 内容:ケース面接
2次面接はシニアマネージャーとの2時間程度のケース面接です。デロイトトーマツコンサルティングの面接の中でも非常に特徴的なもので、多くの転職検討者がふるい落とされるため鬼門と言われています。
詳細な流れは以下のようになります。
①開始とともに時流に沿ったお題と共に新聞記事を与えられる
②上記のお題に対する「賛・否」「メリット・デメリット」等を整理し、自分の意見をまとめる(1時間)
③お題に対してディスカッション(+フィードバック)(1時間)
お題に関しては以下のような課題が最近は出されています。
お題
- 日本へのカジノ誘致
- 電子書籍の普及と、紙媒体の衰退
- AIの普及と、淘汰される人間
このケース面接は思考力と対応力を基本的に測るもので、見られているポイントは
・お題に対する自分の意見の「ストーリーを構成する力」
・裏打ちされた意見を言うための「思考を深堀する力」
・否定的な意見を受け入れ意見を昇華させる「柔軟な対応力」
となります。特に「柔軟な対応力」というところをよく確認されており、面接官が問うてくる質問や意見を受け入れながら、それを双方の納得する意見にまとめ上げることができるかということを見られています
面接官は否定的な意見をディスカッションの中では伝えてくることも多いですが、全否定することなく、より良い意見にするための材料を与えてくれていると捉え、整理していくのがよいでしょう。
しっかりとした論拠のない意見ではコンサルタントのディスカッションに耐えきれません!!
3次面接
- 面接官:パートナークラス
- 所要時間:60分程度
- 内容:志望動機の確認(時々ケース面接)
- 質問事項
- これまでやってきた実績のうち、自慢できる実績は何か
- 実績を上げるためにどのような工夫を凝らしたか
- 周りの協力を得て実績をあげた経験はあるか
- チームとして活動する場合、どのような点に気を付けているか
- 顧客(上司)とはどのようなコミュニケーションをとっていたか
ポイントは「会社として/個人としてこの人物と一緒に働きたいかどうか」ということです。
1次面接、2次面接を通して基本的な能力の素養については既に確認済であることから、質問内容自体は1次面接と類似の内容も多くなります。しかしながら、見ているポイントが志望理由の網羅的な確認から「チームの一員として受け入れられるか」という視点になっている点は留意しておくとよいでしょう。
とはいうものの、基本的にはディスカッションベースの面接となりますので、自分の志望動機などこれまでまとめ上げた内容を踏まえて卒なく会話が出来れば問題ないかと思います。
可愛がられるというのもコンサルタントの資質として見られているポイントの一つです!
内定と年収提示
晴れて面接を越えると内定書(オファーレター)が出ます。ここで採用時の
- ランク
- 年収
が提示され、今後働く際の細かな条件が提示されます。
採用される場合のランクは2ランクあり、それに応じて年収が異なってきます
- 専門性がある場合の年収:コンサルタント:600~700+賞与
- 専門性がない場合の年収:ビジネスアナリスト:520~550万+賞与
年収だけを見ればランクが1つ上のコンサルタントが良く見えますが、実はビジネスアナリストは3か月に及ぶコンサルタント研修がついてきます。要はコンサルタントは教育の無い分年収が高めに、ビジネスアナリストは教育がある分、年収が低めに設定されているということです。
研修を考えればビジネスアナリスト入社がおすすめ
一見、給与帯の高いコンサルタントを選びそうになってしまいますが、コンサルティング業界未経験の場合はしっかりとした教育が受けられるビジネスアナリストとして入社することをお勧めします。
デロイトトーマツコンサルティングのビジネスアナリスト研修は内製化されており、非常に優れたコンサルタント研修が受けられると評判が高いです。また、デロイト社内での同期ネットワークが出来るため、ハードワークの際でも垣根なしに支えあえる関係が構築できる、というのは大きなメリットでしょう。
しかしながらコンサルティング業界の人間と仕事をしたことがあり、必要なスキルが身についており、ゆるぎない専門性があるのならば初めからコンサルタントとしてOJT(On-the-Job Training:プロジェクトを通して教育すること)を受けるのも一つの手段です。
同期のネットワークというのは無形の資産で、精神的にかなり支えになります!
コンサルタントになりたい人へおすすめの転職方法
求人の数を確保しながら同時にエージェントと接触する質も高めるという観点で、私がおすすめする転職エージェントの使い方は4つです。
必須!リネアコンサルティングへ相談
コンサルへの転職に多くの実績と知見をお持ちのリネアコンサルティングへの相談は必須です。代表の大森さんはPwCの人事も経験されており大変深い知見をお持ちです。相談は以下のリンクから。
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1. リクルートエージェント 、Doda、 マイナビエージェント 、パソナキャリアに登録し求人を見る
ここは求人数がとにかく多い大手エージェントに登録し、どのような求人があるのか広く見るためです。
メンヘラになってしまい眼の前の案件にとりあえず飛びついてしまうのは失敗する転職の典型です。
そうならないためにも、どのような案件が世の中にあるのか知るには大手エージェントで多くの案件を見ることが有効です。
2.『BIZREACH(ビズリーチ)』で会うエージェントを選び質の高いエージェントと会う
自分がエージェントに求めるものがはっきりしてきたら、徐々に専門性の高いエージェントに会うのもよいでしょう。
外資系を見たいならJACは求人数を多く確保しています。
1で情報収集が出来てきたら自分がどのような求人に興味あるのかがわかってくると思います。
その後は業界ごと、職種ごとに特化したエージェントを上手く使うと思ってもない求人と出会えたり、深みのあるアドバイスを受けることが出来ます。
そういった特化型エージェントと出会いたい場合は自分の希望と今までの職歴などを登録し、その条件に応じてエージェントがスカウトするというスカウト型DBに登録するとやりやすいです。
年収600万円以上を目指す場合は高収入向けで最大手である『BIZREACH(ビズリーチ)』をまず使ってみることをおすすめします。
3. 積極採用をしているベイカレントコンサルティングに応募
このメディアを対象とし、特別にマネージングディレクター直結応募ルートを用意いただけました。これは現在積極採用をベイカレントが進めているから出来ること非常に稀な機会です。是非応募して見て下さい。
特別採用ルートを設置!ベイカレント・コンサルティングが未経験者を積極採用