戦略コンサルによる転職ブログ

旧シャイニング丸の内日報、コンサル転職・成長意欲が高い方向けの転職情報



コンサルティングファームへの転職におすすめの転職エージェントと使い方

ツイッターではブログの更新情報のみならず経営・コンサルに関するコメントを積極発信しています

コンサルティングファームへ転職する場合、もちろん直接企業に応募することは可能です。人材採用に積極的な企業が多いですから、大抵のコンサルファームは常時人を募集しています。また、転職サイトから自ら応募することも可能です。同様に一般的なサイトでもコンサルファームの求人が掲載されていることは多いですし、ハイクラス向けの転職サイトであればなおさらです。

 

しかし、ここでお勧めしたいのは転職エージェントを利用したコンサルへの転職です。もし内定期待値を上げたい、少しでも自分の志望度の高いファームに行きたいと思うのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。

 

コンサルティングファームへの転職時、転職エージェントを敢えて使わないメリットはあまりありません!

f:id:shiningmaru:20190227200333j:plain

 

転職エージェントの利用をおすすめする理由

自分に自信がない人は言うまでもありませんが、たとえ自分の能力やこれまでの経歴に自身がある人でも、転職エージェントを利用することをおすすめします。転職エージェントは志望者側としてはほとんどの場合は無料です。(有料のものもありますが、無料のもので充分だと考えています)従って、転職エージェントを利用する上では、基本的にデメリットはなく、基本的にメリットばかりとなります。

 

転職エージェントを利用するメリットは大きく以下の通りとなります。

  • 転職希望者にマッチしたコンサル案件を見つけてくれる
  • 選考書類作成や面接準備のサポートを受けられる
  • 転職エージェント側からも希望者を売り込んでくれる
  • 内定獲得後は年収交渉もしてもらえる

自分に合ったコンサルティングファームとチームが分かる 

まず転職希望者に合ったコンサルティングファームを選んでもらえる、と言う点ですが、コンサルファームはほとんどの場合部門別採用を行なっていますので、「どのファームに転職するか」に加えて「どのチーム・セクションに転職するか」が重要になってきます。

これらが転職希望者のスキルや志向とマッチしていない場合は、途端に内定獲得は難しくなります。エージェントを介在させることでフラットな立場で転職希望者の特性を分析し、それぞれにマッチした転職案件を紹介してもらえるので、入り口から内定獲得の期待値が上昇します。

特に未経験の方がコンサルティング業界へ行こうという場合に自分ならどのファームに内定するのかを見極めることは困難です。無駄な応募、疲弊を避けるためにもエージェントを活用したほうがよいです。

面接・選考のサポートを受けることが出来る

続いて、倍率が高いコンサルティング業界では選考中のサポートも大事なファクターです。まず直接的なサポートとして、書類や面接準備のサポートがあります。コンサルティングファームにおいては論理性が強く求められるので、選考書類がしっかりしていないとたちまち落とされてしまいます。筋の通った、そして説得力のある選考書類をエージェントと一緒に準備して行くことで選考通過率があがります。場合によっては英語のレジュメが必要な場合もあり、これもまたエージェントがしっかりサポートしてくれます。

 

また、面接についてもしっかりと練習してもらえます。普通の形式の面接も当然重要なのですが、コンサルファーム特有の面接として「ケース面接」があります。これは一定の過程を置いて現状分析をしたり、課題解決の方法を考えて、面接官の前で発表やプレゼンを行うものですが、コンサルファーム特有の選考方法になるので、慣れていないとなかなかうまくいきません。転職エージェントとしっかり対策を練り、例題を準備することで万全の体制で臨むことができます。

企業との交渉を代行してくれる

また、対企業との交渉ごとである「間接的なサポート」ですが、実は転職エージェントは希望者を通すために、綿密に選考を受ける企業と交渉を進めております。内定獲得はエージェントの収入にもなるので、できるだけ落とさないよう本気で交渉してくれるのです。また、年収交渉も同様で、大抵の場合エージェントのフィーは転職者の年収に応じて決められますので、年収が上がればフィーも上がることになります。従って、内定獲得後の年収交渉についても、エージェントはしっかりと行なってくれるので、より高い年収で入社できる可能性が高くなります。

 

このように、転職エージェントはコンサル転職希望者の内定のために直接的・間接的にさまざまなサポートを行ってくれます。さらに多くのエージェントは無料で登録することができるので、特段のデメリットはありません。(万が一エージェントと合わないと思ったら登録だけして利用しなければいいだけです)したがってまずは転職エージェントを利用した活動をおすすめします。

 

どのような転職エージェントを利用すべきか

続いて転職エージェント選びのポイントについて説明しますが、転職エージェントには非常に大まかに分けて二つのタイプがあります。

  • 総合型:あらゆる業界の転職に対応している。大手に比較的多い
  • 特化型:業界・年収クラス・職種など何かしらの領域に特化している。中小規模のエージェントが多い

総合型のエージェント 

総合型というのは満遍なくさまざまな業界に対応可能なエージェントで、多くの場合各業界・職種に精通したエージェントがいます。従って多数のエージェントを雇う必要があるので、総合型の代表格はリクルートエージェント 、Dodaマイナビエージェント パソナキャリアの4社です。

 

特化型のエージェント

一方、特化型というのは、業種・職種などにおいて何かしらに特化して、その領域の転職だけを重点的に扱っているエージェントです。特定の業界に詳しいエージェントがいれば大丈夫なので、比較的中小規模のエージェントが多いです。また、業界・職種以外に、年収のクラス(高年収特化など)や年齢層(シニア特化など)といった特化型エージェントも存在します。

タイプ別エージェントの活用方法

既に明確にコンサルティング業界に絞り転職活用をしたい場合や上位ファームに限定した転職活動の場合は特化型エージェントを活用するとよいでしょう。

そしてコンサルと言っても小型のファームを含めるとそれこそ大量にファームは存在します。有名ファーム以外も見たい方、ベンチャー系もよいと思う方は総合型のエージェントでまず情報収集を行うとよいでしょう。

 

有名ファームへの内定を狙うという一点においては、間違いなくコンサルファームに精通したエージェントから受けた方がより効率的、効果的です。ケース面接の練習は、ケース面接を熟知した人から受けた方がうまくいくのはいうまでもありません。総合系エージェントにも何人かはコンサルファームに詳しいエージェントがいると思われますが、全社を上げてコンサル業界に特化しているエージェントにはかないようもありません。

 

また、総合型の転職エージェントは多くの場合若手・中位年収の案件を多く扱っています。年齢層はともかく、コンサルファーム希望の方は、基本的に年収水準が高くなるのが一般的です。従って、年収クラスとしても高い年収水準を見込む場合は、総合型では対応出来ないケースも多いです。

 

評判のよいおすすめの転職エージェント

さて、前章で説明した通り、有名コンサルティングファームへの転職を目指す場合は、コンサルファームに特化した転職エージェントを利用するのが近道です。

 

幸いなことに、コンサルティングファームは特殊性が高く、総合エージェントでは扱いきれないことが多いのか、「コンサルティングファームに特化した転職エージェント」は都内では数多くあります。従って「多いのはいいけど、どの転職エージェントを選べばいいのかわからない」という方も多いです。

 

この章では、おすすめの転職エージェントについて3つ紹介します。前章のとおりおすすめしたいのはコンサルファーム特化型のエージェントですので、3つ全てがコンサルファーム特化型です。また、いずれも規模は大きくなく、ひょっとするとここで初めて名前を見るという方も多いでしょうが、コンサルティングファームの転職においてはエージェントの規模はあまり問題ではありません。

 

リネアコンサルティング

PwCの人事を経験されエージェントとして独立した大森さんが率いる転職エージェントです。特に総合系のファームへの転職支援を強みとしており、アクセンチュア、PwC、デロイト、クニエなど多数のファームへの転職支援実績があります。

リクルートやビズリーチからトップエージェントとして表彰実績も多数あります。

本メディアとしては総合系のファームへの転職を検討するなら間違いなくリネアコンサルティング、と推奨しています。オフィスは有楽町にあります。

以下のインタビュー記事を読み相談フォームからの応募をしてみて下さい。

総合系コンサルティングファームに強い転職エージェント リネアコンサルティング・大森 崇氏

エグゼクティブリンク

ハイクラスのコンサルファーム案件に特化しています。日本のトップクラスのコンサルファームと外資系コンサルファームを主要領域としておりますが、戦略コンサルファームの案件は限定的で、PwC、アクセンチュアなどの「総合系」や「Big4」といったコンサルファームには強みを持っています。エグゼクティブリンク自身は小規模ですが、DODAなどと提携しているので、登録した上でコンサル志望としているとしばしば案内が来ます。もちろん自らエグゼクティブリンクのサイトに訪れて登録することも可能です。

 

志望者のサポートを非常にしっかりやってくれるエージェントといえます。書類の書き方から面接練習、適切な答え方、また選考が進むとケース面接の例題共有や面接練習なども実施してくれます。頻繁に面談を開いてくれるところも心強く、こちらが強く希望しなくとも、各面接の度くらいの頻度で面談を実施し、次の選考に向けた準備をしてくれます。

 

綿密なサポートがとても力になるので、例えば未経験者からのコンサルファーム転職には非常におすすめです。未経験からでもエージェントと一緒に、これまでの経験やスキルを棚卸しして、コンサルファームの面接で受かるための答え方を指南してくれます。

 

一方、先にも書いた通り、戦略案件にはあまり強いとは言えず、よほどスキルセットがマッチした人材でないかぎり、戦略案件をオファーしてくれることは多くありません。

コンコードエグゼクティブ

業界有数のトップファームへの転職支援実績と誠実な態度が有名な転職エージェントです。代表の渡辺さんは一橋大学卒、元三和総研という経歴の持ち主です。

渡辺さん以外にもBCG、アビームコンサルティング、デロイトトーマツコンサルティング、ブーズ・アンド・カンパニー(現在のStrategy&,PwCグループ)での業務経験を持つキャリアコンサルタントなどが在籍しており、コンサルティング業界について上辺だけでない理解の元にキャリアのアドバイスを貰えます。

人材業界においても評判の高い転職エージェントの一つです。面接・選考についての支援にも力を入れていることで有名です。場所は大手町のフィナンシャルシティです。

ムービン

続いては逆に「戦略コンサルファーム」に特化したエージェントです。ここに行くと「コンサルファームを受ける場合は戦略コンサルファームを第一志望とすること」を推奨してきます。戦略コンサルファームがもっとも良いという前提でサポートされることが多いです。

 代表の神川氏は早稲田大学卒、元BGCのコンサルタントでしたのでコンサルティング業界への深い知見と各ファームと強いリレーションがあります。

こちらのエージェントは戦略コンサルファームを強く希望する場合はおすすめです。戦略コンサルファームで必要な、ロジカルな面接の受けた方や、ケースの準備など、すべて戦略コンサルファームをイメージして実施されます。要求レベルは高いですが、意欲高く相談すれば、マッキンゼー、ボスコンなどトップティアクラスの外資系コンサルファームでの内定獲得も夢ではありません。戦略コンサルファームが求めるスキルセットを元に、どのように準備をし、自分のスキルを整理すればよいかを面談で丁寧に教えてくれますし、面接練習などもしっかりと対応してくれます。

 

一方で、そもそも戦略コンサルファームを第一志望としていない場合は別のエージェントを利用した方がいいと言えます。こちらは「戦略が一番難関なので、戦略が受かるならば他も受かる」というスタンスです。確かに優秀であればそうなのかもしれないですが、もちろん本当はそんな単純なことではありません。総合コンサルファームを目指すなら、別のコンサル特化型のエージェント 、例えばこちらで紹介しているほかの二つのエージェントを利用する方が得策と言えます。

ちなみにムービン自体の給与水準の高さを売りにしているエージェントでして、エージェントも自分に自信のある方、アグレッシブな方が多めという印象でした。 

アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティングはコンサル特化型の転職エージェントです。こちらのコンサルファーム特化型の転職エージェントは、3つの中でもっとも全方位に対応可能なエージェントとなっております。また、コンサルファーム内のコネクションも強く、ファームの内情をよく理解しております。

 

従って入社した「あと」ことも考えて転職先を選ぶことができますし、入社後に参画するチームも含めて転職活動を進めることができます。コンサルファームに入ると感じるのは、「内定を取ったあと如何にプロジェクトにアサインされるか」が意外に重要です。同じファームでもプロジェクトチームにより内情は全く異なることがしばしばあるからです。アクシスコンサルティングはその点をとてもよく理解しています。

 

一方で、内定獲得に向けた交渉力や「選考を進むための」テクニック面のアドバイスはもう一つというところで「エージェントに足りないところ、自信がないところを補ってもらう」ことを期待している場合には不向きです。一方で能力に自信があり、内定後のビジョンまで考えて応募する方には、アクシスコンサルティングは向いていると言えます。

相談はこちらのリンクから可能です>>アクシスコンサルティング

自分に合ったエージェントをビズリーチで探す

自分に合ったエージェントがどこか分からない、まだ直接面談するほどは転職意欲がある・もしくは緊急性が無い方は『BIZREACH(ビズリーチ)』をまず使ってみることをおすすめします。

ビズリーチは自分の経歴と希望条件を登録するとエージェントや企業から具体的な求人案件とともに直接スカウトが届きます。自分が思ってもみないスカウトに巡り合うことも多く、年収500万円以上の転職をするのであればまず登録すべきサービスです。

まとめ

今回は転職エージェントを活用したコンサルファームへの転職活動のすすめをまとめました。コンサルファームへの転職はレベルが高いですし、特殊性が高いので、基本的には転職エージェントを活用した形での応募をおすすめします。

また、せっかく転職エージェントを利用するのであれば、ここで紹介したような「コンサルファーム特化型」のエージェント利用をおすすめするところです。

ここで紹介した3つのエージェントはそれぞれ特色がありますが、どれもコンサルファーム業界を熟知したエージェントです。

 

またいずれも転職希望者側は無料ですので、何も利用しないくらいなら、絶対にどれか一つには相談することをおすすめします。転職エージェントをうまく活用して、効率よく転職活動をするとともに、自分の志望するファームに転職できるよう、全力をつくしましょう。