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「性格」とはなんだろうか

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こんにちは、最近寒いですね。

先日下田美咲さんのコラムで「性格というものは場面や時間によって大きく異るため外見を重視すべき」というものがあって、そうだなぁと共感するところでありました。

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性格は不安定だから外見を、という部分の後半部分はともかくとして性格は不安定ということは大いに同意します。さて、今回は様々なシーンで使われる言葉である「性格」というものについて考察してみましょう。

性格とは、行動結果の集積である

さて、性格とはどのように定義されるのでしょうか。私は本人の性格とはある場面における行動結果の集積であると考えています。この行動結果とはもちろん発言を含みます。思考プロセスはどうなのか、という話ですが思考プロセスは外部からは観測不能です。対象者の頭の中で何が起きているかなんて外部からはわからず、外部から観測可能なのは行動でしかないわけですね。

ここでは性格を観測される人物A、観測者B、また別の観測者Cと設定し考察を進めていきましょう。

観測者によって性格は異なる

さて、ここで重要なポイントがあります。観測者が観測可能なものはAの全ての行動履歴ではなくそのごく一部をサンプリングして特定の行動パターンを発見、他の場面における行動を推定しその人の「性格」を推定しているわけです。

ここでは「ある場面におけるAの行動結果データ」を一つのベクトルとして考えましょう。例えばBが観測したAの行動結果データはab1,ab2..abnのような行列で定義されます。尚ここでは数学的な厳密性はなく、説明のため行列の概念を使っていることをお断りしておきます。

そうするとBが観測しているAの行動結果データセット(AB1行列とする)とCが観測しているAの行動結果データセット(AC1行列とする)は異なり、それぞれBが推定したAの性格行列(AB2行列)とCが推定したAの性格行列(AC2行列)は当然異なるということになりますね。

AB1はAB2の部分行列となっており、AB1とAB2の整合性が図られているはずです。

より正しく真の性格行列を推定するには

このように考えると観測者によって定義されるAの行列は異なるので観測者数パターン行列が存在するわけですね。しかしこれではより正しくAの行動を推定したい観測者がいた場合困りますね。特定観測者は限定されたデータからAの真の性格行列を推定しようとしているため精度が低くなってしまうわけです。

よって精度向上を図るため当然BとCは情報交換を開始します。女性が大好きな「〇〇ちゃんて〇〇だよね~」「え~〇〇だよ~」というのは観測者同士が観測対象であるAの行動結果データセットを交換しあい、それぞれの真の性格推定行列についてのディスカッションをするというシーンなのですね。

まとめ

まとめ・・・なんてないですけどポイントとしては

・性格は観測者によって異なる

・観測者は注意深く対象者の性格を推定したい場合は情報交換を図る

ということでした。寒いのでちょっとしたエモい推定記事でした(*´∀`)