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第二新卒ための転職の教科書

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こんにちは、今回は第二新卒の転職ノウハウを書いていきます。第二新卒の特徴から企業からのニーズ、転職時の注意点、おすすめのエージェント・サイトまで全て1記事で書いていきます。

 

そもそも第二新卒とは?

 

そもそも第二新卒とはなんでしょう?比較的新しい言葉で、一般には「新卒入社してから1-3年、年齢では24-27歳くらいの方々を指します。新卒らしい若々しさ、柔軟に吸収する姿勢を持ちながらも1社目で社会人としての基礎力は身につけている層と見られているためベンチャー企業、外資系、大企業全ての会社郡から獲得したい人材として極めて人気が高い層です。

 

1年未満の離職は短期離職、注意が必要

 

ちなみに1年未満離職者は第二新卒というより言い方は悪いですが、ペケ1が付いた傷物としてみなされるので少し別の転職ノウハウが必要になってきます。短期離職経験がある人は「またすぐ辞めるのではないだろうか」という視点で見られ、通常よりも選考が不利になることが一般的です。ペケ1でも書類で切られる割合はかなり多く、2,3となると通常のフローでの転職はかなり困難なものになるという覚悟が必要です。

短期離職はダメ絶対!してしまったなら自分が辞めた理由、次の職場では絶対活躍しその経歴を打ち消すくらいの経歴を積み上げることを意識しましょう。世の中は2回3回と短期離職を繰り返してしまう人には優しくないですよ。

 

どういった企業が第二新卒を求めているか

 

さて、それでは第二新卒として転職するのであれば具体的にどのような求人があるのでしょうか。書いておいていきなりですが、なんでもあります。いざ転職するとなり媒体やエージェントからの求人票を見ると新卒で見たときのものより具体的、また求人の数に驚くと思います。

この幅が第二新卒としての魅力です。この年齢を超えるとよくも悪くもそれまでのキャリアの延長上にしかポジションはなく、ここでキャリアを大幅に変えることは難しくなってきます。

いくつか例を挙げてみます。これらは私が直接よく知っている第二新卒の転職事例です。

 

・26歳男性、広告代理店営業、年収600万円→10名規模ITベンチャー企業執行役員、年収450万円+ストックオプション

  • 大きな企業で3年過ごし基礎的な力は身につけることが出来たと感じたが、将来年々目に課長になって、部長を目指してという筋道通り生きるよりも自分ならではの生き方を追求するためのチャレンジとしての転職。年収は一時的に下がったものの経営参画という貴重な経験をする事ができており、またアップサイドも大きいです。こういったリスクを取ることが出来るのも第二新卒ならではですね。

・24歳女性、アパレル販売、年収270万円→10名規模人材紹介会社、キャリアコンサルタント、年収400万円

  • アパレル販売では将来が見えないということで転職される方が多くいらっしゃいますがこちらの方も同様です。販売員から大幅なキャリアチェンジを行いキャリアコンサルタントとしての内定を獲得しました。エージェントとしても力の入れた支援を行い、かなりの数を応募しやっと内定を得ることが出来ました。安定した休み、仕事で身につくスキル、年収のUPを実現されています。

・26歳男性、IT企業、年収600万円→大手メディア会社、新規事業担当、年収750万円

  • 新卒で慶応からIT企業へ入社。入社時はかなりの勢いで成長している企業でしたが成長が鈍化、それに伴い上が詰まってきたため新興企業ならではの若手に裁量があるポジションが減ってきました。そこで大きな挑戦が出来る環境を求めて転職。同時に年収も150万円アップしました。

 

これらのように大企業からベンチャー企業まで幅の広い転職が可能かつ転職者側としては大幅なキャリアチェンジや経営への挑戦などリスクが取りやすいのが第二新卒の特徴です。逆にここを逃すともうないというくらい状況が変化します。大きな変化をキャリアに起すなら第二新卒まで、というのが基本です。

 

具体的なポジション、会社名

 

それでは具体的会社名と共に求人を見ていきましょう。ちなみに上の3つ目の事例として挙げているのはDeNAからリクルートへの転職です。社名は「こんなような会社が募集している」という例で出しているのでコレ以外にももちろん大量にあります。

 

大手企業

リクルート:こちら現在(2017年3月)あらゆるポジション出ていますね。本当にあらゆるポジション、大きな変革期にあり積極的な人材採用をしております。リクルートに入るなら今以外ない!というくらいポジション出ているので是非ご応募ください。

ベンチャー企業:

個別の会社名出すと私のクライアントに影響ある可能性があるので控えておきます。会社名抜きでは

A社:あまり知名度がある企業ではありませんが良い会社ですね。ほっこりとした事業領域と見えつつ着実な利益を生み事業を拡大中。

B社:民泊を手がけており急成長を遂げているスタートアップ企業です。

20,30名の企業が組織が急拡大するなかで外部からCXOや部長級のポジションを調達するような求人は皆さんが思っている以上に多いと思います。 

プロフェッショナルファーム:

新興系のコンサルティング会社やM&A仲介系が若手向けの採用を積極的に行っております。最近はファンドも再度活況になってきているので求人も増えていますね。ローランド・ベルガー、ベイカレント・コンサルティング、ボストン・コンサルティング、KPMGなどの求人が目立ちます。シニアアナリスト、もしくはコンサルタント、アソシエイトくらいのタイトルでの入社となりますね。

 

大手企業、ベンチャー、プロフェッショナルファームと自身のこれまでの経験にもよるところはありますが、非常に多くのチャンスがあるのが第二新卒です。新卒のときと違って収入、業務内容をより詳細に検討して選ぶ事ができる恵まれた層なのですね。

 

企業は第二新卒に何を求めているのか

 

さて、これだけポジションが多い第二新卒。企業は第二新卒層に何を期待しているのでしょうか。これ、実は数年前に当たるリーマンショック直後、現在(2017年)で異なっています。リーマンショック直後は多くの企業が採用を絞込、もしくは削減を行いました。特に人材、広告などのように景気変動の煽りを受けやすい業界では大きな打撃となりました。

その後、緩やかな景気回復の流れの中で積極的に採用されたのが30代の即戦力層です。

採用側の気持ちになってみれば大打撃を受け、案件が回復してきて、という状況ではじっくりと長期的な競争力のために人材を育てていくという視点よりも案件が回復してきたから即対応して収益を元に戻したいため当然このような判断をするわけですね。

その次、今まさに採用が活況なのが第二新卒層です。リーマンショック後に一度採用をストップしてしまったため上層部のオジ様、30代のギラついた層だけといういびつな構造になってしまいました。このときオジ様は中長期的に会社に貢献してくれる人材として若手を求め、30代のギラついた層は自分直轄の部下として若手を求めます。

とはいえ新卒をゼロから教育していられない、また新卒は採用のために採用活動開始から1,2年の時間を経て入社、戦力化するまでにさらに1年とかかかるので手っ取り早く戦力を増強したい場合はこのニーズは第二新卒に向かいます。

 

新卒との違いとは

 

第二新卒の注意点としては過去経験した新卒時の就活と同じアピールではダメです。これをより理解していくために深掘りしていきましょう。

企業が新卒に期待しているのは

・先入観なく先輩の指導を受け入れ企業色に染まること

・高いロイヤリティを会社に持ち長期的に会社に貢献し将来のリーダーとなってくれること

と言えるでしょう。

第二新卒に対するニーズもこれに重なるのですが、新卒に加えて社会人として基礎的な力を一通り身につけていることが期待されます。これがないと、勤務していた2,3年で何も身についていないただの人ですので企業側としてはあまり欲しくない人物ですね。

基礎的な力とは業界や職種によってもちろん異なりますが、仕事に対する姿勢、責任感のようなソフトスキル、また資料作成、エクセルのようなハードスキル両方の面で一定程度のものが求められえます。

上の例であげたアパレル販売からキャリアコンサルタントに転職された方はPCスキルが不足していたので転職に備えタイピングやドキュメント作成など一通りのものを勉強してから面接に望み、経験不足をカバーしました。

面接では何も身についてないが少し年をとった人と見なされないよう注意しましょう。

 

ミドル転職との違い

 

さて、それでは第二新卒に求められるものは28-33歳の転職に求められるようなものとはどのように違うのでしょうか。28-33歳ではそれまでのキャリアの延長線上でステップアップをし、部下のマネジメントや新規性のある取り組みへの挑戦をするような働きが求められます。

これに対して第二新卒では部下のマネジメントは多くの場合行いませんし、取り組む内容もまずは新規性のあるものを自分の力で開拓していくよりも上司の下であるべき姿が既にあり、それに向けて素直にアドバイスを吸収しながら取り組んでいく姿勢が求められます。

第二新卒では新卒との違いとして一定の基礎的力を身につけていることを期待されながらも上司のアドバイスを素直に聞かないオレオレタイプはあまり歓迎されませんのでこちらも面接時には注意すると良いでしょう。

 

転職するか否かはどう判断するか

さて、今までのところでそもそも第二新卒とは何か、どのような企業にポジションがあるのか、ミドル・新卒との違いは何かが理解出来ましたでしょうか。

それではその特徴を踏まえながら、転職するべきか否かの判断はどのように行うべきか考えていきましょう。こちらは私の転職エージェントとしての経験を元に語る一般論ですのでこちらを参考にご自身のキャリアを考えるために使っていただければと思います。

 

転職すべき転職要因:

  • 新卒入社時思い描いていた経験が出来、次のステップに上がる準備が出来た。これはかなり順調な例です。

例:コンサル→PEファンド、事業会社マネジメントポジション。ベンチャー→プロフェッショナルファーム。中堅ベンチャー→スタートアップ企業でのマネジメントポジション

  • 新卒入社時は深い思慮抜きに業界・職種を選んでしまったが先行きが暗く将来が見えない、会社がドブラック

例:アパレル販売→キャリアコンサルタント、小売→法人営業

 

基本的に前向きな要因であれば転職私は推奨派です。特に業界・職種の先行きが不透明(小売、飲食、印刷等)で全員沈没しそうな気配がある場合は抜け出す最後のチャンスである場合もあります。

ここで抜け出さない場合は衰退していく業界の中でなんとかポジションを探していくのはあまりに生きづらい生活です。

 

転職すべきでない転職要因:

 

なんとなく職場の上司と雰囲気が合わない、あまり評価されていない、給料が良さそう(少し、数十万程度の差)等

 

これら、全て要因がネガティブですよね。給料が良さそうをネガティブと表現したのは数十万程度の差分であるなら自分が職場で評価され順調に出世のプロセスにいるなら気にならない程度の差であり、転職をするにはリスクの割にリターンが合わないからです。

ネガティブ転職でも厳しい基準が要求される28-33の転職などと異なり今はかなり売りて市場の状況であり素直さと基礎力があれば転職出来てしまうのが実情なのですが、それだけに転職される方本人には慎重に転職活動を戴きたいと思っております。

 

転職しすぎはダメだが高い専門性あればOK

 

転職回数について注意書きです。プロフェッショナルファームや専門職の方々は2,3年で職場が変わることは一般的で需要が高いので転職回数が多いことは大きな問題にはなりません。むしろ腕一本で食べていくような生き方なので自分の成長が止まっていると感じたら1年以上その職場にいるべきではないでしょう。これは医療専門スタッフ、デザイナー、エンジニアにとっても同じですね。これらの職種では勤続年数よりもその人のスキル、経験で判断されるようなマーケットなので転職するか否かの基準は自分が貴重な経験が出来るポジションか否かに寄ってきます。

 

第二新卒転職の失敗例

 

25歳の田辺さん(仮)を例として失敗例を見てみましょう。田辺さんが最初に入社したメディア運用会社では労働時間が極めて長く、業務内容は職場の上席が取ってきた仕事の社内サポートがメインでした。同期も次々にやめてその分の業務がより田辺さん一人に集中し、元々長かった業務時間がより長くなり嫌気が指していました。またより外に出て多くの人と接するような仕事をしてみたいと自分が望んでいることもわかり、そのようなポジションがないかと転職エージェントに登録し、転職を進めることになりました。

このように新卒で就職し、実際に業務を行ってみることを通じて自分がやりたいこと、やってみたいことが明確になっていくこと自体は良いことです。

 

エージェントと面談すると「あなたの経歴なら傷もなくお若いし本当になんでもありますよ」と多くの求人票が出てきました。未経験歓迎の仕事も第二新卒だけに多く、田辺さんはこれほど多くの可能性があるのかと驚いていました。

法人営業を募集している会社に応募するとすぐに連絡があり面接が設定されました。話はすぐに進み2次面接、3次面接、そして内定と二週間程度ですぐに決まりました。

 

当時田辺さんの年収は420万円でしたが営業自体は未経験ですのでややダウンの350万円での決定となりました。田辺さんは業務内容に大きな魅力を感じていたのでこのダウン自体は特に気にせず入社を即決します。

 

しかし入社後の業務はまさにノルマ営業。先輩からの指導も十分にないままに厳しいノルマが課され、業務時間も以前と変わらないくらいの長時間労働でした。この職場では半年と持たず田辺さんは体調を崩し退職となってしまいました。

療養のためキャリアにギャップをあけざるを得ず、25歳、ギャップあり、退職二回とキャリアを構築をしていく上ではかなりのマイナスがある状況になってしまいました。

結果的にはまだ年齢が若かったのでポジションが見つからないということはなかったのですが次の転職活動はかなりの困難を伴うもので一回目の転職とは大きな差がありました。

 

田辺さんがこのような苦労をした理由というのは

・一回目の転職を明確なビジョンがなくした、自分が何者でありたいのかを見つめ直さなかった

・1社内定が出た状況で舞い上がって決定

という二点に主にあります。ポジションが豊富な第二新卒だけに転職活動はじっくり時間かけて行うべきでしょう。

 

第二新卒の転職におすすめのサービス

さて、第二新卒の転職を進める際におすすめのエージェントとサービスを紹介していきしょう。ここでは二種類に分けて紹介します。転職サービスは基本的に無料なのでまずは登録・利用してから実際にどのサービスを転職に使っていくかを選んでいく形式が合理的だと思います。

  1. 第二新卒ならとにかく全員利用するべきもの

大手エージェントはやはり求人数が圧倒的です。ここでは個人によりそった丁寧なサービスは最初から期待するものではないということをよく知り、悪く言えば「求人ナビ」として使いましょう。

とにかく求人数はブティック型と比較にならないほど多いので、ここを使わないことで見逃す案件は多いです。

代表格はリクナビ、マイナビ、インテリジェンス(DoDA)です。ここでは第二新卒向けの部隊もありますので使わない手はないでしょう。

 登録必須の3サービス↓

リクルートエージェント

マイナビジョブ20'Sで相談  

転職のプロが薦める優良企業が豊富なのはDODA

 

最近登場した若手層対象のキャリアトレックも評判がよいですね。こちらはビズリーチが提供しており、彼らの従来型サービスでは35-45歳が対象でしたが若手層を狙おうということで始まったサービスです。アプリの使い勝手もよいですね、UIには相当こだわったそうです。

  1. 自分の属性によっては利用するべきもの

業界や職種への理解、特化した領域における求人数においては特化型エージェントに軍配が上がります。まずは年収600万円以上以上の転職をするならビズリーチ!

 

ビズリーチは私が年収600万円以上を目指すもしくは現在600万円を超えている方に強くお勧めしているサービスです。実はビズリーチでの勤務経験があるので裏側やサービスの特徴はよく知っています。

特徴としては

・年収600万円以上のスカウト型サービスとしては圧倒的No1(スカウト数と質)

・スカウト型で希望条件を登録しておけば企業からの直接スカウト、エージェントからのスカウト両方が届く

・人材業界から見るとリクルートのRAN等と比較し圧倒的に高いCVR(つまりユーザーのニーズにあったサービスが提供されていると思われる)

という特徴があり年収600万円以上もしくはこれから目指す方には絶対に登録をお勧めしています。

他に特化型としてはIT業界特化、ゲーム業界特化ならそちらのほうがその領域では強いわけですね。IT業界であればワークポート、webエンジニアであればレバレージズが運営するレバテックキャリアなどがこれにあたります。

 

IT・インターネット・ゲーム業界専門の転職コンシェルジュ【WORKPORT】

Webエンジニアの転職なら【レバテックキャリア】

特にエンジニアの方は総合型エージェントに行くとエンジニアのことを全く分からないエージェントに相手されることになる場合が多いので特化型エージェントを利用することを強くおすすめします。 

使うべきサービスをどう判断するべきか

 

まず、転職サービスは登録自体無料ですので登録して試すところから始めましょう。登録や初期の面談は多少面倒ですが極めて重要な判断となる転職。10程度のサービスを試してみてから実際使っていくものを2,3に絞り込んでいくという手間はとってもよいでしょう。

 

第二新卒として転職する際の注意点は?

 

書類での注意点

新卒と比較すると書類の通過率の低さに驚くと思います。転職においては新卒での就活と比較し、書類の通過率はかなり悪いです。新卒のように一時期に集中して整備されたフローで進めることが出来ないため、どうしても会う人数を絞らざるを得ないわけですね。

企業として第二新卒は欲しいは欲しいのですが比較的短期で前職を辞めているもしくは辞めようとしている人なので注意深く書類を見ます。いくつか書類でのポイント、対処法を書いていきますね。

 

離職を繰り返す人間と思われないように

 

今回転職する理由を明確にしましょう。納得感を与えやすいのは

・やむを得ない外部要因

・ポジティブな理由

です。

やむ外部要因とは例えば家族の事情で引っ越しが必要や勤務時間を限定させる必要がある、会社の部署閉鎖などのことですね。この課題に対して前職では解決不能であったため転職。これは納得しやすいですね。

こじつけたような理由は当然好まれませんが、やむを得ない理由があればそれはしっかりと書類や面接で主張すべきです。

次にあるべき転職が「ポジティブな理由」ですね。現在の会社では実現出来ない仕事を、今までの経験を活かして次の場で実現したい、これが美しい転職ストーリーです。一番目には「やむを得ない理由で転職」について語りましたが、こちらのポジティブな転職のほうがあるべき転職であって、書類を見る側の企業からしても活躍してくれる像がイメージしやすくなります。

 

何も出来ない人間だと思われないように

 

第二新卒で転職するのであれば新卒との違いが必要です。その差分は上でも書きましたが

・基本的な社会人マナー

・業界、職種の基本的な知識

でしたね。これが身についていることを書類でも伝える必要があります。

マナーについては「マナーが習得出来ました」なんて書くと逆効果ですので書く必要はないですが、業界、職種の基本的な知識はアピールポイントとなります。

例えば営業であれば具体的な商材、自分が工夫したこと、数字を使ったアピール(〇〇人中1位、売上〇〇万円など)をしていきましょう。

 

面接での注意点

書類を突破して面接まで行くと数回面接がセットされます。書類の項目でアピールするべき事項については書いたのでここは対面での注意点を書いていきます。

 

明るくハキハキと清潔感を持つ

 

小学生に対する注意点のようですが極めて重要です。どんなに良い経験をしていてもモゴモゴしていたり、フケだらけだと印象が悪く採用に至る可能性は低くなってしまいます。これはもったいないですね。

 

やりたいことを積極的にアピール

 

書類を突破しているので最低限のこと(マナー、経験)は出来ると評価されています。ここからは加点勝負の戦いになります。他の最低ラインを突破した候補者が数多くいるなかで何故「自分を採用しなければならないのか」。ここでの差別化要因は経験ももちろんですが、第二新卒として経験した2,3年だけの経験よりもこれからの伸びしろが重要です。

その伸びしろを決定するのが「やりたいこと」なわけですね。

何故自分は転職するのか、それは何がやりたいからなのか、これを熱意を持ってしっかりと伝えましょう。

 

抽象論で終わらない

Bad

ありがちな失敗例として

Q.「何故転職するのですか?」

A.「ハイ!キャリアアップ!自分の市場価値向上のためです!」

Q.「市場価値が上がったらまた転職するのですか?」

A.「えーっと・・・(考えてなかった)」

「やりたいこと」がなく自分のことだけしか考えていないとこのような抽象論になってしまい面接に耐えられません。よい面接のためには具体的にやりたいことが欠かせません。

Good

Q.「何故転職するのですか?」

A.「ハイ、現在いる会社は紙媒体に強みを持っているのですが紙媒体は市場全体として縮小傾向にあります。そこで会社としてもデジタルへの進出は検討しているのですが数年間この状態のままであまり直近で動く気配がありません。私は若いいまのうちからデジタルの領域で経験をしたいと考え今回転職活動をするに至りました」

このように「やむを得ない理由」=経営判断が遅い、「やりたいこと」=デジタルマーケティングの経験、の2つが組み合わさってアピール出来るとよく練り上げられた動機になります。ここで自己アピールを聞かれても

Q.「自己アピールをお願い致します」

A.「ハイ、今回はデジタルマーケティングということで出版物の営業をしていた私にとっては新しいことが多くなると思いますが、営業として基本的な力は5名の部署でNo1を獲得したことから認めていただけると思っております。また雑誌を知っているからこそデジタルの良さを逆にアピールすることが出来、効果的な営業が出来ると思います。」

このように自分の経験をうまくつなげた自己PRが出来ます。

具体的に第二新卒の方々におすすめの転職サービスについてはリンクから飛べます↓

第二新卒におすすめの転職サービス

 

チャンスも多い分前のめりになりがちな第二新卒での転職活動、各ポイントに注意しながら進めてくださいね!

新社会人になって何を勉強すべきかわからない人はこちらの記事を御覧ください

www.shiningmaru.com