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既卒無職から公務員、未経験からコンサルタントを経て超大手ホワイト企業へ至った転職事例

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こんにちは、シャイニング丸の内です。

前回は30年間、金融中心に外資系を渡り歩いた倉澤氏に外資系での生き抜き方を語っていただきました。

今回は新卒で就職したものの3ヶ月後には無職になってしまったというK氏にどのようにして「既卒無職から超大手ホワイト企業へと転職出来たのか」について語っていただきます。

慶應から新卒で人材系へ・・・しかし三ヶ月で無職に!

大学は慶應の経済です。

パイロットになろうかと思っていたこともあってあまり真面目に就活してなかったんですよね。

面接の結果出るのがかなり後半で、パイロットが駄目でそこから採用していた企業は殆どない状態でした。

1つ人材系の会社が採用をまだ行っていたので、ひとまずそこに就職することにしました。

しかしときはリーマンショック後、就職して即関連会社に出向して人材会社に就職したはずなのにBフレッツの飛び込み営業をしていました笑

光●信みたいですよね。

しかもそこの営業所も1ヶ月で閉鎖され、2ヶ月後には会社自体がなくなりました笑

そこで卒業して3ヶ月後には既卒無職という危機的な状況になってしまったわけです。

今だと既卒枠てあったりしますが、当時は全然ありませんでした。

右往左往し、公務員へ転職

ひとまず大学時代3年間程バイトしていた投資顧問に相談に行きました。

なんでもいいから雇ってくれと笑

しかしそこでもときはリーマンショック、収益性は悪い状況でポジションは殆どありませんでした。

トレードマーケターというポジションならなくはない、と言われたものの、そのポジションに就職するとその後もそのポジションしかないとの説明を受けました。

キャリアの幅を狭めたくはなかったので就職しないこととしました。

色々と探したところ、公務員であれば試験に受かりさえすれば既卒でも就職出来ると分かり、3ヶ月程勉強し地方上級の試験に合格、翌年4月に区役所に就職することが出来ました。

勉強自体は元々進学校出身なのでそれなりに得意なんですよね。

公務員は結局4年間勤務、条例づくり等に取り組む

最初の業務は窓口業務です。国民健康保険とか。

そこから経営企画のような部署に異動し、条例や予算の策定等に取り組んでおりました。

Q.窓口て仕事遅すぎないですか?証明書発行に40分とか...

区役所は内部のシステムに投資をする予算を殆ど持っておらず、高速化出来ないんですよね。

大昔のシステムのまま運用されていて。

昔のまま確認してプロセスして、マンパワーで処理して、となるとどうしても遅いままになってしまいます。

Q.条例策定て結構いいポジションに聞こえます。窓口から異動出来たのは何故ですか?

仕事ぶりが目に止まったのではないでしょうか。

私は常に言っているのですがモチベーションとアウトプットは別だと思ってます。

確かに公務員業務に強い興味を感じて就職したわけではありませんが、アウトプットを出さないと周囲に迷惑がかかってしまいます。

私の場合だと内部的なモチベーションというよりも責任感でそれなりに高いアウトプットを継続的に出すように意識しています。

そもそも成果お出していないと転職も出来ませんし。

そういった仕事を繰り返していたところ条例策定等に携わるポジションに引き上げてもらえました。

Q.4年て結構長いですね

そうですね、異動もあり学べることも多かったのですよね。

いわば行政の中枢にいたわけですから。

公務員から未経験・第二新卒枠でコンサルタントへ転職

元々やめようと思って入った公務員ですが、4年程経過したタイミングで転職活動を開始しました。

当時27歳で未経験でもポテンシャルで雇ってくれてかつ、経験としても有用な職ということでコンサルを選びました。未経験の第二新卒枠ですね。

仕事ぶりは公務員時代とがらりと変わります。

公務員時代は完全に残業なしという状態から朝まで働くこともあるコンサルタント。

労働時間は二倍になりました。

年収もそれに伴いもちろんあがっています。

公務員時代は年収は400万円ないくらい。

コンサルタントのときは600万円くらいですね。残業入れてこれです。

コンサルティングでは人事、システム系を中心に経験

コンサル時代経験したプロジェクトは幅広かったです。

一応専門は人事でしたがシステム導入、組織改革等も含めて行ってします。

システムに関しては設計からコーディングまでやりました。

今思うと貴重な経験ですね。

 

他にコンサルで得たこととしてはハードワークへの耐性は言わずもがな笑

あとは様々な人間への耐性も身につきました。

プロジェクトによって働く人は様々ですから。

他にもプロジェクト毎に仕事内容から働くひと、勤務地と環境が全て変わるので

環境に左右されずアウトプットを出す力

が増したのではないかと思います。

コンサルタントを2年程経験し現在の超大手ホワイト企業へ転職

様々な業務を経験出来たのはコンサルタントであったよい点ですが、手に職をつけたくなってきたタイミングが2年程経過したタイミングです。

ちょうど人事の業務経験をシステムを含めて経験出来たので、これを武器に転職するにもよい時期かと思いました。

そこで大手エージェント二社である リクルートエージェントDodaに登録し転職活動を開始しました。

編集コメント:この二社は求人数は圧倒的なのでひとまず転職を考えている人は登録すべきです

両者使ってみた感想ですが、Dodaのほうが幅広く求人を出してくれました。

リクルートは自分の経験の延長線上にあるものだけでしたがDodaの場合は様々な可能性を検討することが出来たので自分としても意思決定しやすかったです。

Dodaが提示してくれたのはとある超大手ホワイト企業の人事。

SAP導入の経験がある人事業務経験者を求めており、条件も非常によかったです。

この企業含め2社程選考を受けました。

ただ行こうと思っていた企業と私のスキルが完全にハマったので全く選考で苦労しませんでしたね。

編集コメント)

 リクルートエージェント 、Dodaマイナビエージェントはとにかく求人の数が多い。

各社強い営業力を持っており、求人を出しているところにはすぐにテレアポを行います。採用側にいると驚きますね。

転職で至った超ホワイト企業の労働環境

ハードワークはなく、年収はコンサルのときと大きく変わらないのですが給与には現れない福利厚生がすごいです。

まず住宅補助が7割。今住んでいるところにも実質2万円程で住んでいます。

さらに年間15万円何にでも使って良いポイントも付与されます。

さらにさらに、持株会があるのですが自分が購入した株に20%追加で購入補助金が出ます。

実質的な年収は額面よりも200万円程多い計算になりますね。

転職でキャリアをあげていくコツ

私は特に目覚ましい実績や成果がそれぞれのポイントであったわけではありませんが、結果的に既卒無職から現在のポジションをつかめています。

いくつかポイントを説明します。

モチベーションでブレるな!

モチベーションとアウトプットを強く関連つけないこと。

例えば望まないポジションだからといって責任を果たさなければ、そのポジションの維持も難しいですし、ましてやキャリアアップなど困難です。

淡々と責任を果たすこと。

自分を客観視する

自分は市場ではどのような価値があるのか、どのようにアピールするべきか、次にどのような経験を積むべきなのか。

このような考えは自分自身を客観的に見つめることが出来ないと進めることが出来ません。

常に自分を客観的に見る考えを身につけるとよいでしょう。

おすすめの転職方法

私がおすすめする転職エージェントの使い方は二段階です。

1. リクルートエージェント 、Dodaマイナビエージェント に登録し求人を見る

ここは求人数がとにかく多い大手エージェントに登録し、どのような求人があるのか広く見るためです。

正直に言えばこの大手3社はエージェントという個人の質は低いが求人の数は圧倒的に多い。今回の方は1段階目のここで転職に成功されています。

 

2.『BIZREACH(ビズリーチ)』で会うエージェントを選び質の高いエージェントと会う

未経験でもコンサルに転職する方法まとめをこちらに書きました

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