35歳以降の異業種転職はまだ間に合う!泥舟は一刻も早く抜け出そう
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こんにちは、編集チームからJです。
今回は下降傾向の出版業界から類似業界ながらウェブに進出をしている会社へ、エージェントを使っての転職です。
この記事をご覧になっている方にも自分の業界の先行きは暗い、ただし異業種への転職は不安、という方は多くいらっしゃると思います。
今回の記事では20代でなくても異業種へ転職可能で、かつ明るい未来があることを転職の実例を見ながら感じていただければと思います。
それでは語っていただきましょう。
- 同棲をきっかけに、会社の将来性に不安を覚え転職
- 転職エージェントを使って効率的な転職活動
- 転職時で80万円、数年で150万円の収入向上
- 40歳になる前に満足出来る環境を手に入れろ
- 編集チームからのレビュー
- おすすめの転職方法
同棲をきっかけに、会社の将来性に不安を覚え転職
私は現在38歳、既婚、一児の父です。転職経験は現在の会社で2回。
新卒で就職した会社から数えると、今では3つ目の会社に勤務をしています。
一つ前の会社に転職をしたのは、最初の職場がキャラクター販売の仕事であり、その経験を活かせるキャラ関係の会社を探していたからです。
さらにサイト運営も自分で行っていたので、ウェブ事業への進出を考えている出版社を探したところ、玩具の業界紙で丁度そういったタイミングでの募集があり、入社に至りました。
転職を思い至ったのは、現在の妻と同棲を行うタイミングとほぼ同時でした。
転職を考えた理由は至ってシンプル。
収入を上げたいという気持ちです。
その前に勤務をしていたのは協同組合が発行している玩具の業界紙の編集部。
仕事内容は非常に楽しく、毎日が充実していたのですが収入が同年代の平均よりも低い、さらにこの先発行部数の低下によってさらに収入が伸びるどころか、下がっていく可能性のほうが高いということで、先行きに不安を感じていました。
同棲といってもほぼ結婚を意識しての同棲であり、これから先家計を支える大黒柱になっていくことを考えると、自分の今の収入では子どもができた時生活を支えられない、と考え35歳になるタイミングで転職活動を開始しました。
転職エージェントを使って効率的な転職活動
一つ前の職場に入ったときは、まだリクルート 、 マイナビ程度しか目立った転職情報サービスがなかった時代であり、朝日新聞の求人欄を見て応募しましたが、1つ前の職場はもう2010年代に入っていたこともあり、専門性の高い転職情報サイトもかなり多くなっていました。
まずはそこに応募し求人情報を探していましたが、その時に転職エージェントからオファーが届きました。
まだ転職エージェントの存在は知らなかったので、「無料で自分のキャリアに合った仕事を紹介し、その他セッティングなども行ってくれる」という内容には最初怪しいのではないかと思っていたのですが、仲介料をもらうビジネススタイルだということで納得。
その後は転職エージェントを併用して転職活動に望んでいきました。
自分の親は公務員だったので、転職に関するアドバイスは有効なものなどはなく、ネットの評判サイトなどを見ながら応募するかどうかを決めたり、エージェントに会社の業務内容、残業時間などを聞いたりしながら活動していました。
エージェントで特に役立ったのは、キャリア関係の洗い出し、こういったことが面接で聞かれやすい、また職務経歴書の見やすい、インパクトを与えるような書き方について学んだことも大いに役立っています。
結局転職をしたのもエージェント経由で紹介された会社でした。
転職時で80万円、数年で150万円の収入向上
収入は年収が約400万円から480万円ほどになり残業時間も減りました。
残業は特に苦ではなかったのですが、きちんと働いた時間だけ残業代がそれに応じて支給されるようになったのは収入の伸びに大きく影響をしました。
残業は月刊誌の編集部だったので、最低60時間はありましたが、それでも月3万円程度の定額。
新しい職場では月30時間程度で8万円ほど支給されています。
その後は勤務年数の増加、ポジションに付いたことにより基本給、ボーナスともに伸びたこともあって現在では550万円程度です。
現在の会社へ転職したのは35歳時点でしたが、結果的に成長業界に入ることも出来、収入もアップ、良い結果になったと思っています。
40歳になる前に満足出来る環境を手に入れろ
今の日本は転職を行うのは当たり前の時代です。
ただしきちんと目標や目的を持っていないと結局「ここは合わない」「給料が安い」という現状からの逃避で終わり、転職が難しくなる40歳の時点で何のキャリアもない人間が出来上がってしまいます。
40歳の時点で自分が理想とする仕事、収入を実現できるように、伸びそうな職種や業界、身に付けたいスキルをキチンと決めて転職活動をするのならば、35歳以降はもちろん40歳までは何回転職をしてもいいと思います。
逆に考えると40歳以降の転職は高い専門性なしには大変厳しいものとなります。
編集チームからのレビュー
さて、いかがでしたでしょうか。今回の事例からの学びをまとめていきます。
沈みゆく船はさっさと降りる
このように書くと踏ん張りがないとか言われそうですが、これは仕方ない。
業界の衰退は個人の努力ではどうすることも出来ません。
縮小する業界の中で踏ん張り続けて業界に依存したスキルや人脈以外構築することが出来ないまま35歳を迎えるとかシャレになりません。
これが経営者となると厳しいからさっさと辞めるは出来ないのですが機動敵に動くことが出来るのはサラリーマンの利点です。業界の先行きが暗い場合、早めのキャリアチェンジを考えるとよいでしょう。
転職のハードルは思ったより高くない
特に転職経験がない方は、転職には常に高い専門性が求められると考える方も多いのではないでしょうか。
実はそんなことはありません。
成長産業は常に人材不足、雇用が創出されており未経験者が当たり前です。
そもそも毎年変わるような産業の中で「経験者」のほうが稀であったりする領域もしばしばあります。
そんなときに必要なのは経験よりも情熱や学習意欲です。
自分には大した経験はない、と恐れることは特にありません。
「35歳転職限界説」なんてものがありますが、採用する側の立場から見ると極端に言えば「人件費より高い効果」があれば誰でもいいのです。
35歳以降の転職に求められること
ハードルは高くない、と書いたもののもちろん無条件ではありません。
35歳以降の転職に求められる条件を挙げていきます。
柔軟性が高い
今回の方を見てみても感じますが、強いこだわりは少ないです。
あれが嫌だ、これはやりたくない、これしかやりたくない。
年齢が若者よりも上でこだわりが強い割にスキルが特にない場合は当然使いにくい人材です。
採用したくはありません。
学習意欲が高い
さらに担当していた業務範囲の広さから強い好奇心が感じられますね。
こういった学習意欲はどこでも歓迎されます。
逆に学習意欲がない人はキャリアに詰まるのは相当早い年齢です。
好奇心、学習意欲の高さはどこでも評価されることを忘れないようにしましょう。
仕事が好き
「残業は苦ではなかった」と語られているようにこの方は仕事好きであることが伺えます。
雇用する側は「残業は少ないですか?」「ワークライフバランスはどうですか?」と質問してくる人は正直、雇いたくはありません。
エージェントは怪しくない
エージェントとして何度も言わせてもらっているのですがエージェント業は企業から仲介料(年収の30-35%程度)を成果報酬を頂く仕事です。
このインセンティブ構造の元ですとなるべく高い年収で転職を成功させたいという行動になりやすくなります。
つまり転職者自信のインセンティブと転職エージェントのインセンティブは一致している部分が大きいです。
この構造を理解しエージェントというものを上手く利用していただけるとよいかなと思います。
おすすめの転職方法
私がおすすめする転職エージェントの使い方は二段階です。
1. リクルートエージェント 、Doda、 マイナビエージェントに登録し求人を見る
ここは求人数がとにかく多い大手エージェントに登録し、どのような求人があるのか広く見るためです。
正直に言えばこの大手3社はエージェントという個人の質は低いが求人の数は圧倒的に多い。今回の方は主にリクルートエージェント 、 マイナビエージェントを使っていましたが現在はDodaも含めて大手3強です。
2.『BIZREACH(ビズリーチ)』で会うエージェントを選び質の高いエージェントと会う
ビズリーチでは一部の業種や業界に特化したエージェントとも出会えるサービスです。
予めエージェントは自分の希望を閲覧し、それに合わせた求人情報と共に「会いましょう」というリクエストを送るためミスマッチが少なく、質の高いエージェントと出会える機会を提供します。
高収入の求人が多いのも特徴ですね。
それでは皆さんのキャリアを応援しております!