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良い「客」であれ

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久々の更新です。

マナーがある良い客であることのメリット

恋愛系メディアで女性が幻滅した男性の行動で「店員に対する態度が横柄」というのは定番のネタですが、客としてのマナーというと実は注意したほうが良い点というのはこれ以外にも多いと感じます。

そのマナーを守ることで得られるものは動向した人からの見られ方ももちろんですが、結果的に良い消費体験を得ることが出来るというケースが多いと感じます。

今回の記事では主な目的を良い消費体験として、それを得るにはどのように客として振る舞うべきなのかということを売り手側の立場を考慮しながら考えていこうと思います。

客の立場が上なわけではない

まず、根幹としてこの感覚が重要かと思います。客と店は金銭を支払い、対価としてサービスを提供するという契約関係でしかなくどちらが上でもありません。

この「契約」というものは小売、食事のような日常消費において契約なんて毎回行っていると面倒過ぎるので自体が明文化されているわけではないので、「常識」で対応する必要があります。この常識が欠けていると稀に常識の範囲外を行く人間がモンスタークレーマーとなったり横柄な振る舞いをするわけですね。

この記事でも文章になっていない「常識」を一部補完することが出来ればと思います。

知ったかぶりをせず聞く

こちらはマナーではなく、客としてですが例えばバイト等でなければワインを提供する店の方が平均的な消費者よりもワインについてよく知っている確率は高いです。ましてやワインは同じ葡萄でも銘柄やビンテージによって味が全く異なり、料理との合わせ方の観点もあるのでその店で提供されるワインに対して客側が優位に立つことは極めて困難と言えるでしょう。

また仮に、優位に立っていたとしてもそのノウハウを見せることによって誰かを魅了することが出来るというケースもほとんどないと思います。自分が誰かが圧倒的なワインの知識を持っていたからといって好感を持ったケースがあるかどうかを問うてみれば明らかかと思います。人間は潤沢な知識に魅力を感じるわけではありません。

この場合、最適な判断をする、また謙虚な姿勢を見せる、知識をさらに増強するという3つの点で知ったかぶりせず、「次来る料理に合うワインお願いします」と聞いてしまうのが最適であると考えています。

執拗に値切らない

こちらはレストランというより高額な購買をするときに発生する価格交渉についてです。日本、特に関東においては値切り文化があまりないのですが価格のすり合わせという行為が悪なわけではありません。結構金額的なインパクトもある場合もあり家賃や家電も結構下がります。

大手家電量販店においては店員にも値下げの権限が与えられており実は値下げが一定程度前提であったりします。そこで値切らないと損しますね。

ただし店員に与えられている権利は限られており値切り出来る線引というものが定められております。それ以上は店長のような決済権を持っている人に価格の調整権が与えられる場合が多いですがよほどの高価格(数百万)でなければそこまで値切るのは無粋というものでしょう。

また、あまり姿として値切りまくる像というのも綺麗ではありません。

喜びを見せる

お互いが支払う価格と提供されるサービスに同意した後は疑問を持たず消費を楽しみましょう。合意後に文句や変更を言い出すのはそれこそマナー違反です。交渉は合意まで、合意したら後は提供されるサービスを楽しむに限る。

喜びを見せることで一緒に来た人も気分がよいですし、サービス提供側も喜んでくれるのでオマケが付くなんてこともあります。「この保管状態が・・・・」のように提供されるものにケチ付けている人よりも「うまい!」と楽しんでいるほうが一緒にいる側も気分がよいですよね。

カジュアルなマナー系記事でした

マナーというとテーブルマナーやドアの開け方、エスコートの仕方などの作法に注目が集まりがちですがこういったソフトな観点もあっていいかなと思い書いてみました。

レストランマナー、詳しくはこちらにも

www.shiningmaru.com