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愚痴や文句を言いたくなったら

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最近、とある先輩から私が聞いた話とバズっていたブログの内容が少し重なる部分があったので記事にしてみようと思います。

blog.tinect.jp

上の文章中で出てくるTさんはざっとまとめると

・頭脳は明晰だがその明晰な頭脳を使ってダメなところを探すことにフォーカスしている

・あら捜しばかりをしている人は誰も付き合いたくないので転職を繰り返してフリーランスへ

という人物です。

文句・愚痴は言わない、言うなら意見を言う

観察力があり、仕事とはかくあるべしという考えが明確であればあるほど他人と理想像とのギャップが見えてくるのでしょう。観察力があり、仕事とはかくあるべしという像が明確にあることは全く悪いことではありません。問題はそこからどのような行動を取るかということです。

Tさんの例ではその力を周囲への攻撃に使いました。さらに言えばおそらくTさんが文句を言っている内容は1社員の文句程度で動かせる範囲を超えたいわゆる愚痴だったのでしょう。

会社として正す必要があることであれあ影での文句、愚痴ではなく直接意思決定者に言う以外は意味がありません。それ以外のものは愚痴でしかなく聞かされるほうも迷惑するような内容です。

ここで重要なのは根拠を持って意思決定者に話すことは意見であり、それを意思決定者に話すことなく同じタイトルにいる人と文句を言い合うのはただの愚痴でありなんのプラスにもなりません。愚痴を言ってプラスに作用することはほとんどの局面で存在しません。愚痴を言い合っている同期達も愚痴を言い合って「共鳴している」と感じ自分への信頼が増すというものもないでしょう。愚痴は思わず言いたくなっても、同期が共通の上司への愚痴で盛り上がっていてもその環に混じれば間違いなく自分にマイナスに作用するものなのです。

同期からの見られ方だけではなく、愚痴を言っている情報はリンク先の記事にもあるように愚痴の対象者には間違いなく伝わります。あなたが言っているということも伝わるでしょう。

こうすると愚痴の対象者(上司)からの評価も落とし、同期からも「愚痴ばかり言っている奴」として評価は落ちることになります。本当にいいことはありません。

人を活かすということ

百歩譲って一番下っ端なら愚痴を言っていても大きな影響はないかもしれませんが、一人でも部下を持っているならそれは別の話になります。部下に対する文句というのは言おうと思えばいくらでも言えるでしょう。そもそも能力値が一兵卒よりも高いので部下を持つポジションになっているのですから仕事の完成度などに対して満足しないポイントを持つのは極めて自然な話です。

そこで先程と同じくしてはならないのはその部下がいない場所で文句を言うことです。正して欲しいことがあるのなら直接フィードバックとして言うべきでありこれは教育にあたりますね。

マネジメントに関わる時に常に意識しているべきことの一つは部下の失敗は自分の失敗ということです(ジャイアン的思想ではなく)。部下が失敗して何かしらのプロジェクトが頓挫したなら任せて、部下がミスをした際のバックアップを用意しなかった自分の力不足。「あいつは全然ダメだ」と言ってパフォーマンスが上がっていないならその部下の長所を発見し、活かすということが出来ていない自分の力不足です。

愚痴はダメ絶対、部下を持ったら「人を活かす」

この記事中で言いたかったことは結構シンプルですね。

1.愚痴は害しかない、言いたいならサボテンとかに話しかける

2.部下を持ったら「活かす」視点で考える

この二点です。

それでは元気に仕事に取り組んでいきましょう。

次の記事は会社ではなく社会に対する愚痴・文句に対する考察です。

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