成功する転職と失敗する転職
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こんにちは、シャイニング丸の内です。
新卒の方々や経験が浅めの方は想像難しいと思いますが、入社すると自分が描いていた理想とのギャップに思い悩んだり、想定以上の激務で感情は擦り切れたりと多くのことが起きるものです。
多くの人は新卒では想像もしていなかったキャリアを歩んでいる事例が多いです。
さてさて、たくさんの転職事例を見ていると良い転職、悪い転職、多くの事例を目にします。
転職するとfarewellが催されたり、その後も定期的に食事に行ったりするのでトラッキングすることが出来ます。
そこで今回は周囲での転職の成功事例、失敗事例、また失敗しないためにはどのように備えるべきかを書いていこうと思います。
成功する転職特徴:やりたいことが明確になり実績をレバレッジした
まず、良い話からしましょう。
一文で良い転職は何かを書くとすると「最初の職を通じ自分のやりたいことが明確になり、最初の職で優秀な成績を残しておりそれが高い評価を受け自分がやりたいことが出来る仕事を高いポジションで得た」。
少し長いけどこういうことかと思います。
ここで「成功する転職」のためにはいくつか条件があることが分かります。
- 成功する転職特徴1:やりたいことが明確であること
- 成功する転職特徴2:良い成績を残していること
- 成功する転職特徴3:やりたいことが出来、高く評価される職場を見つけられること
- 成功する転職特徴4:年齢に合った転職をすること
この4つです。
やりたいことが明確であること
まず1についてですが、学生ではないので「まだ働いたことないんだからわからないよね!」なんて言っていたら笑われてしまいます。
自分のやりたいことがシャープに見つけられているか、大人の言葉で語れるかが重要です。大人の言葉というのは例えば「子供たちの幸せを作りたい」みたいながキッぽいことでは話にならないわけです。
時代背景や自分の強みなど踏まえて自分のやりたいことは明確に言えるものにしましょう。
成功事例を挙げると、今まではレガシーな業界で営業として成果を残してきたが、成長が見込まれるWEBマーケティング業界で営業をしたい、などですね。後ろ向きではなく前向きにやりたいことがあり、合理的であることが重要です。
例えばこちらではベンチャーに入社し、M&A担当をしていた人がそのスキルを活かしコンサルへ転職した事例を取り上げました。彼はベンチャー時代の数年間で実績を残しやりたいことを明確にした結果、転職活動では苦労せずコンサルに転職されていました。
新卒でベンチャーに入社するなら必ず知っておきたいその実態 - シャイニング丸の内日報
他にもエンジニアの場合は出世すると現場の開発から離れマネジメントへ回りますが、開発をやり続けたいというモチベーションでの転職もあります。
40代でも需要は高い!エージェントを使い倒した機械エンジニアの技術系転職事例 - シャイニング丸の内日報
良い成績を残していること
現在の職場でよい評価や実績を残していることも重要です。
これは自分に向けた意味と面接などでのアピールの意味、2つがあります。
まず自分に向けた意味ですが、良い成績を残していないと例えそうでなくても自分がいざ転職したときに「自分は逃げた」という感覚が残ってしまうことになります。
そういった負の感情を残さないためにも、また自分の転職市場における武器を持つという点でも高い評価を受けない内の転職はなるべく避けたほうがよいでしょう。
次に転職活動でのアピールとしては当然ですね。
現在の職場で成果を出せておらず環境が変われば成果を出せると思うから転職
という転職候補者は企業からは最も嫌われます。
なぜなら転職しても同じ不平を言う場合が殆どだからです。
上司が悪い、会社の評価制度が悪い、社長が悪い...このような現職に対する不満を面接で匂わせるような候補者は会社としては最も採用したくありません。
現職でも高く評価されており、キャリアは順調であるがやりたいことを見つけたというストーリーが語れる転職をしましょう。
やりたいことが出来、高く評価される職場を見つけられること
現職で成果を残しており、やりたいことがあっても次の職場を見つけられなければ当然転職は出来ません。
これは常にチャンスを探し続けることと、自分がやりたいことを常に発信し続けることが重要です。
常々知人に「転職したい」というのはあまり良くは思われません。愚痴ばかり言っている人に見えるからです。
エージェント複数社に登録し自分の思う条件を伝えそれに適合するものがあれば持ってこさせるというスタイルがおすすめです。
『BIZREACH(ビズリーチ)』のような人材バンクに登録して待ちの姿勢でたまにメッセージボックスをチェックすれば自分の市場価値がわかります(どのようなオファーが来るのかだいたい分かる)。自分で思っている自分の価値と市場から評価されるものにはそれなりに乖離があるものです。この乖離が大きいまま突然転職活動をしてしまうと失敗につながります。
こうならないためにも『BIZREACH(ビズリーチ)』などのサービスを通じてエージェントとは定期的に会うとよいでしょう。転職活動が本格化する前は半年から1年に一度会って情報をアップデートすれば十分です。
私もビズリーチは登録しており、情報アップデートを続けています。
特に転職をするつもりはないのですが、例えば今クビになったときにどういったポジションがあるのか、思っても見ないチャンスはないか、というのを見るというのは大変興味深いものです。お陰様で突然首になったとしても行き先には困らない状態をいつも作ることが出来ています。現職で全力で頑張るためにも一定の安心感があるとよいですよね。
自分の経験があればどのようなスカウトが来るだろう?
と気になる方は非常に面白いので是非試しに登録してみて下さい。
自分のプロフィールを見られたくないエージェントや会社などの設定も出来るのでなんのデメリットもありません。
ビズリーチは年収500万円以上限定のややハイクラス向けサービスですので若手の方や未経験での転職を考える場合はまずリクルートエージェント 、Doda、 マイナビエージェント 、パソナキャリアの大手4エージェントと話すことを強くおすすめします。
個々のエージェントが素晴らしいキャリアカウンセリングをしてくれるわけではないのですが、とにかく持っている情報量が多いため転職市場を正確に把握するには最適です。
最初から特化型のエージェントと会ってしまうと全体感がないままの転職活動になってしまいます。総合型と呼ばれるリクルートエージェント 、Doda、 マイナビエージェント 、パソナキャリアと会って、自分が行きたい領域が明確になった場合は『BIZREACH(ビズリーチ)』を通じて会える特化エージェントと会うとよいでしょう。
リクルートにも通常の年収向けサービスであるリクルートエージェントとハイクラス向けのスカウトサービスである キャリアカーバーがあります。
サービスの形態としては『BIZREACH(ビズリーチ)』と完全に一緒ですが年収800万円以上の求人を狙いたい場合はリクルートエージェントよりもこちらがよいでしょう。
ただし、こちらだけ登録すると当然難易度も上がりますので、総合系のエージェントにも同時に登録することを強くおすすめします。
自分のレジュメを登録し、認定された800名以上のハイクラス向けヘッドハンターからスカウトが来る形式です。
ハイクラス向けに限定されているので、よくある不満である全く希望と合わないスカウトが大量に送られるというデメリットがなくなりますね。
年齢に合った転職をする
転職においては年齢は決定的に重要な要素です。
一般的なビジネス職での転職を考えると以下のものが目安です。
22~28歳: 第二新卒枠、未経験でも多くの求人がある
29~34歳: 経験者枠
35~50歳: マネージャー枠
50歳以上: 特殊枠
この枠から外れた転職活動は厳しいものになる傾向があります。例えば35歳でポテンシャル転職は難しいようにですね。
最近は中途市場は活況であり、22~28歳の第二新卒転職については皆さんが想像されるよりも簡単なものになっております。現在の職場に悩む20代の方は若い内に自分のキャリアを考え直すことが非常に重要です。手遅れになる前に一度エージェントと会うとよいでしょう。
うまくすれば以下のような事例もあります。
文系でもエンジニアとして年俸500万円で新卒就職、半年で転職しても給与UPした第二新卒転職事例 - シャイニング丸の内日報
エンジニアの場合はビジネス職と同じように考える必要はありません。
特に習得に時間がかかる機械エンジニアなどの場合は、特殊技能者ですので40代は勿論、50代でも転職可能です。
こちらが年齢高めのエンジニア転職に参考になります。
40代技術系の転職を成功させた具体的な事例と必要な4つの知識 - シャイニング丸の内日報
失敗・後悔する転職の特徴
まず転職でこれは先ほどの良い転職の逆です。
- 失敗・後悔する転職の特徴1:やりたいことは特にない
- 失敗・後悔する転職の特徴2:現在の職場での評価も低い
- 失敗・後悔する転職の特徴3:多くの選択肢を検討しない
- 失敗・後悔する転職の特徴4:年齢と外れた転職をする
先ほどの良い転職三か条を逆にしただけなのですが、ダメなことが分かりますね。
世の中こちらのダメ転職の方が圧倒的に多いのだから悲しいものです。
「職場の人間関係が~」とか、そんな一時の迷いでキャリアをダメージしてはダメです。残念ながら転職者に本音を聞くと転職理由No1
職場に気に入らない人なんているのは当たり前なのでそんな下らないことで自分に不利な選択をするのはよしましょう。
やりたいことは特にない
まず1についてはやりいたいことない人は永遠にキャリアアップなんてありません、これは収入の話ではなくてやりたい仕事に近づく=キャリアアップなのでその定義すらない人はどこにも行きません。
早く見つけましょう、28歳くらいまでに見つからないとどんどんチャンスは閉じ始めます。
30超えての転職は20代の実績を武器にその土台の上に築いていくことが基本です。
やりたいことがなく待遇・条件・労働時間だけで職を選ぶようになると危機の始まりです。
キャリアは長距離走です。目先の報酬だけを目当てにした転職はキャリアにとってマイナスだと認識しましょう。
現在の職場での評価も低い
低い評価で「人間関係が~」とか言いながら辞めるそこのあなた。転職しても同じです。言い訳を辞めましょう、まず転職を検討する前に良い評価を受けることが遥かに優先です。仕事しましょう。
ただし、ビジネスモデルによって同じ人間が生み出す価値は桁違いなのも事実です。例えば任天堂は一時期1人あたり営業利益が6,000万円という時期がありましたが、これは個々の努力ではなく任天堂のビジネス自体の勝利でした。
努力すれば何でも成果出るというわけではないのですが、少なくとも現在の職場内では上位であるようにしましょう。会社自体のビジネスモデルも駄目で、自分も駄目では下の下です。せめて下の上になってからの転職にしましょう。
下手なビジネスモデルの会社にはキラキラ人材が集まりにくいのでその中で勝ち上がるのは困難ではないはずです。
多くの選択肢を検討しない
3については、メンヘラ転職の方に多いのですが、ただでさえ不利な状態で転職するからこそ多数のオプションの中で最もマシなオプションを取るというのがどう考えても理性的なのですが少し知人のツテがあったりするところに浅い思慮のまま転職を決めてしまっていたりします。
クソ転職するならクソの中でもマシな転職にしましょう。
もうやめたいという状態に陥っているときに、眼の前にある少ない求人にすぐ飛びついてしまう転職は失敗のもとです。また短期離職してしまう事態になりかねません。
1度なら短期離職も多めに見られますが、2度3度と続く短期離職者は企業からはかなり敬遠されます。入社したとしても短期離職すると思われるからです。
エージェントには年収の35%程度が転職時点で成果として支払われるのが相場ですが、例えば500万円の転職で短期離職されては約150万円が無駄遣いされます。
こういった失敗を防ぐにはとにかく触れる求人数を増やすこと。
自分で応募するものも、スカウトが来るもの両方です。
かなりメンタルが悪い状態にあるときはスカウトを増やす方向に行くことがおすすめです。自分の経歴がある程度よいものであれば向こうから来るものを選んだほうが視野も狭くならず、また落ち続けることで精神的に追い詰められクソ企業に引っかかてしまうことも防ぐことも出来ます。
とにかく触れる求人の数を増やしましょう。
年齢と外れた転職をする
28歳まではポテンシャル枠、29-35歳はスペシャリスト枠、36歳以上はスペシャリストxマネジメント枠です。これを強く意識しましょう。
この枠組と外れた転職をしようとすると失敗します。逆に言えばキャリアの幅を広く持ちたい場合は上のキャリアを歩めるように強く意識するべきです。
おすすめの転職方法
求人の数を確保しながら同時にエージェントと接触する質も高めるという観点で、私がおすすめする転職エージェントの使い方は二段階です。
1.総合大手エージェントである リクルートエージェント 、Doda、 マイナビエージェント パソナキャリアに登録し求人を見る
ここは求人数がとにかく多い大手エージェントに登録し、どのような求人があるのか広く見るためです。
メンヘラになってしまい眼の前の案件にとりあえず飛びついてしまうのは失敗する転職の典型です。
そうならないためにも、どのような案件が世の中にあるのか知るには大手エージェントで多くの案件を見ることが有効です。
2.『BIZREACH(ビズリーチ)』で会うエージェントを選び質の高いエージェントと会う
1で情報収集が出来てきたら自分がどのような求人に興味あるのかがわかってくると思います。
その後は業界ごと、職種ごとに特化したエージェントを上手く使うと思ってもない求人と出会えたり、深みのあるアドバイスを受けることが出来ます。
そういった特化型エージェントと出会いたい場合は自分の希望と今までの職歴などを登録し、その条件に応じてエージェントがスカウトするというスカウト型DBに登録するとやりやすいです。
年収600万円以上を目指す場合は高収入向けで最大手であるビズリーチをまず使ってみることをおすすめします。
【コンサル志望者へ特報!】
本メディアからコンサルティング業界志望者向けに2つの特別ルートを用意して頂きました。まず1つはリネアコンサルティング・大森 崇さんへの相談ルートです。
大森 崇さんはPwCの人事を経験され、コンサルティング会社への豊富な転職支援経験をお持ちでリクルートやビズリーチなどから多くの表彰を受けております。本メディアの編集者・インタビュー対象者も大森 崇さんを通じて転職を成功させた方が実は多いです。
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そしてもう1つ、