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ベイカレントコンサルティングへ転職する上でのポイント

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今回は日系で近年急成長を継続しているベイカレントコンサルティングを紹介します。ベイカレントコンサルティングは、そもそもの創業が1998年と新しいですが、コンサル業務を始めたのは2004年からでした。しかし現在では売上高100億円を突破し、大手コンサルティングファームの一角として認知されるまでになっています。本メディアでも注目ファームとして度々取材させていただいています。今回はそんなベイカレントコンサルティングに特徴や転職する上でのポイントをまとめました。

 

以下の記事からは直接の応募ルートも用意しております。

 マネージングディレクターへのインタビュー:

特別採用ルートを設置!ベイカレントコンサルティングが未経験者を積極採用

シニアマネージャーへのインタビュー:

ベイカレントコンサルティング シニアマネージャーに聞くベイカレントを選ぶ理由

 

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会社概要

まずはベイカレントコンサルティングの概要について紹介します。ベイカレントコンサルティングは1998年創業で、もともとはいわゆるSIerでシステム構築やITを活用したアウトソーシングなどを主領域に行なっておりました、その後2004年にそれまでのITを活用して顧客の課題を解決するビジネススタイルを活かす形でコンサルファームへと進化していきました。現在は戦略含むさまざまな領域に対応する総合コンサルファームへと進化しております。2016年にマザーズに上場、その後2018年に東証一部上場を果たしております。従業員は2018年度初時点で、1,528名となっております。

 

 

取り扱い領域は下記の通りです。

  • 戦略コンサルティング:経営戦略立案支援・新規事業立上げ支援・M&A支援など
  • ビジネスプロセスコンサルティング:業務改革支援・人事、組織、ガバナンス改革支援・サプライチェーンマネジメント支援など
  • ITコンサルティング:IT戦略立案支援、開発標準化・開発支援など
  • システムインテグレーション:システム開発・構築・運用、ERPパッケージシステムの構築・運用、アプリケーションソフトウェア開発など
  • アウトソーシング:インフラアウトソーシング、ビジネスプロセスアウトソーシング

など

 

このように比較的フルラインナップのコンサルティングサービスを展開しておりますが、やはり強み取るのはシステム・IT関連のコンサルティングやアウトソーシングです。コンサルティングを行ったのち、システム開発まで高いレベルでいっきに進めることができるのは、ベイカレントコンサルティングの大きな特徴と言えます。

現在ベイカレントコンサルティングはまさに過渡期にあります。ITに携わる業務が他の総合ファームと比較し比率としては多いのですが、マッキンゼーやBCGから多くの社員が転職しファームの色はこの数年で大きな変化を遂げております。

 ちなみに根拠のないネットの噂・評判でブラックや激務なんて書かれる場合もあるようですが、ブラック企業はマザーズ、ましてや東証一部には上場出来ないのです。そこには厳しいコンプライアンス、労働規定があるためそのような実態がある場合は最悪上場廃止となってしまいますので匿名掲示板などの情報に左右されないようにしましょう。

沿革

続いては、ベイカレントコンサルティングの沿革について紹介します。ベイカレントコンサルティングの前身は、藤沢にて1998年に創業されたSI・アウトソーシングを

専門に扱う「ピーシーワークス」という企業でした。もとは小さな有限会社だった企業ですが、2000年に株式会社化、その後2002年には新宿に移転しました。

 

その後新宿NSビルで徐々にフロアを拡大していきますが、2004年に、蓄積していたシステムやアウトソーシングのノウハウを生かして、コンサルティング業務を開始します。プロジェクトも当初はシステム・IT領域のものが中心でしたが、徐々に多様なプロジェクトに参画するようになっていき、総合コンサルティングファームへと進化していきました。

 

社名は2007年にピーシーワークスから株式会社ベイカレント・コンサルティングへと変わりました。また2014年には当時まだ新しかった虎ノ門ヒルズに移転することなりました。その後、2016年にマザーズ上場、2018年に東証一部への市場変更を達成しております。現在では「日本有数の内資独立系総合コンサルティングファーム」として知名度を上げてきております。

 

組織

続いては、ベイカレントコンサルティングの組織構造について紹介しますが、ベイカレントコンサルティングの大きな特徴として、「部署の区分けが非常に少ない」という点が挙げられます。「ワンプール制」と呼ばれていて、いわゆる「部署」という概念がありません。全てのコンサルタントは「コンサルタント」より細かいチーム構造がなく、あるのは次章で説明する「職位」だけです。業界やソリューションでユニットを分けないことで、よりプロジェクトに応じてフレキシブルにチームを構成することができる体制を構築しております。

 

また、ベイカレントコンサルティング はコンサルタントは基本的に主では営業活動をしません。もちろんクライアントの要望に応じてサービスやソリューションの概要を説明することくらいはすることがありますが、ベイカレントコンサルティングはコンサルティングファームとしては珍しく、別に営業専門の部署を持っておりますので、ここに所属営業員が案件発掘を常に行なっています。自分から希望しない限りは営業⇄コンサルタントの人事交流はあまりありません。

通常、コンサルティングファームの営業は最上位職種であるパートナーの仕事となっておりますが、それを仕組みとして構築しています。

キャリアパス

続いては、ベイカレントコンサルティング のキャリアパスと年収レベルなどについて説明します。ただし、ベイカレントコンサルティングはキャリアパス情報を外に話すことを制限する風土があるため、情報がやや少なくなっています。

ちなみにベイカレントの給与水準は相場よりかなり高く、同じ転職者が内定を貰った際にもBIG4系のファームで650万円、ベイカレントで900万円という事例すらあったレベルです。会社自体が成長しているため出世も早めとなっております。

注意点としては相場よりも給与水準が高い場合はベイカレントコンサルティング内で経験・出世をしてから転職しないと給与が下がってしまうことですね。

 

アソシエイト:400~600万円程度

新卒から数年間はアソシエイトから始まります。基本的にプロジェクトアサイン担当者によって、どれかしらのプロジェクトにアサインされます。システムよりのプロジェクトか、コンサル的な側面の強いプロジェクトかによって与えられる役割は異なりますが、いずれにしても比較的単純ながら工数のかかる仕事を任されることが多く、労働時間は長くなりがちです。

 

コンサルタント:500~700万円程度

この会社の特徴として、プロモーションの年数目安が全くはっきりしないことが特徴にあります。元社員の話を見ても「突然多数が昇進することもあれば、いつまでたっても全然昇進しない場合もある。そしてその基準は、よほどずば抜けた能力が出世する例以外はよくわからない」との意見も見られます。コンサルタントはプロジェクトにおけるタスク管理や、プロジェクト推進を任されます。ただ手を動かすのではなく、自分なりに仮説を考えたり、それをプロジェクトの解決に活かして行ったりすることが求められます。

 

シニアコンサルタント:600~1000万円程度

シニアコンサルタントになるとプロジェクトの中の小さなチーム単位の管理が求められます。また、クライアントと主導的に話す機会も増えていき、プロジェクトの状況報告なども行います。この次のマネージャー・エキスパートから管理職扱いになりますが、この会社は出世競争が厳しく、ここでキャリアが終わってしまう人、上がれる見通しが立たず辞めていく人も多いです。

 

次の昇進のタイミングで、コンサルタント側か、システム側か選択することが一般的で、コンサルタント側ですマネージャー、システム側ですとエキスパートとなります。

 

マネージャーまたはエキスパート:800~1200万円程度

中規模のプロジェクトであれば責任者となり、プロジェクトチームの人事や予算管理なども行います。一方で、大規模なプロジェクトであったり、要員の状況次第では自らクライアントと折衝して状況報告したり、進捗管理をしたりと行ったプロジェクト推進を担う場合もあります。コンサルタントでもシステムでもシステムというツールが介在するか否かの差があるだけで、求められる役割は概ね同様です。

 

シニアマネージャーまたはシニアエキスパート:1100~1400万円程度

この職層となると、少なくともプロジェクト全体の責任者となりますが、大抵の場合は複数のプロジェクトをマネジメントしており、参加の複数のプロジェクトのファイナンスや人事などを管理しています。このあたりからは実際にはプロパーで上がってくる事例は多くなく、大半は他のコンサルファームやSIerなどから転職した上でポジションにつくパターンとなります。

 

パートナーまたはチーフエキスパート:1200~1600万円程度

社の経営に関わるほどの重要プロジェクトや、高難易度プロジェクトであれば責任者となる場合もあります。それ以外のプロジェクトについては、一定領域全体を管理することになり、傘下にある多数のプロジェクトを統括します。また、クライアントの担当先が与えられて、プロジェクトの受注を行います。ただし、ベイカレントコンサルティングは他に営業の専門部隊が存在する珍しい構造をしております。他のコンサルファームほどは初期的な案件発掘を行う必要はありません。

 

エグゼクティブパートナー:1500~2000万円程度

一業態や一ソリューションテーマごとのプロジェクト統括を行います。複数の主要クライアントの統括責任者となり、パートナー・チーフエキスパートの案件受注をマネジメントします。一定の領域なら自分が社内でいちばん詳しいと自他共に認められるくらいのレベルになってやっとこの職層につけます。

 

公開されているプロジェクト

下記に公開されているプロジェクトの一例を紹介します。転職する前に具体的なプロジェクト事例を見ることは強くおすすめしています。

こちらではベイカレントではない資料ですが、具体的な資料を解説していあます。

コンサルに転職する前に読みたいプレゼン・スライド資料 

もともとベイカレントコンサルティングはSIerですので、やはり現在でもIT、システムが絡むプロジェクトが多くなっております。ただし、ただのシステム導入などではなく、「さまざまな課題をシステムを活用して解決する」という側面のものが多いです。

 

EU一般データ保護規則(GDPR)施行に係る対応支援|株式会社ベイカレント・コンサルティング

 

GDPRというのは、EU域内居住者の個人データ保護を目的としたものですが、規制の適用範囲が広く、また解釈が曖昧だったことで、欧州に支社などを持つ日本企業は対応に苦慮しましたが、制裁金が最大2000万ユーロまたはグループ全体の売上高の4%と高額だったため、GDPR対応は不可避の状況でした。

 

ベイカレントコンサルティング ではこの課題に対して、対応事項を「経営」「業務」「IT」の観点から整理したうえで、EU当局に対する説明責任を果たせるよう、「リスク管理体制・コンプライアンス体制」の強化と、「文書化」を行いました。

 

課題の対応方法という「上流」からベイカレントコンサルティングが関わったことで、速やかに対応策を策定することができました。また、現在はそれに続く形でGDPRに対応するシステム開発を進めています。

 

 

物流子会社を含めた全社的な物流戦略策定・実行支援|株式会社ベイカレント・コンサルティング

国内の食品市場は頭打ち〜縮小傾向が予想されていることから、コスト競争力強化が課題となっておりました。

 

原油高騰や人手不足と言ったアゲンスト要因もあるなかで、ベイカレントコンサルティングがコスト要因を可視化し、効率化・コスト削減できるポイントを洗い出しました。その後、同業他社の状況や収集可能な物流データからコスト削減目標を設定しました。

 

この時策定されたコスト管理手法は、効果は見込めるものでしたが、扱うデータが膨大であることから、コスト管理プロセスのシステム化が避けられない状況でした。早速ベイカレントコンサルティング は要件定義を行い、現在はコスト管理プロセスを効率化するためのシステム開発が進められています。

 

デジタルトランスフォーメーション推進組織の立上げ|株式会社ベイカレント・コンサルティング

 

クライアントは企業のデジタル化を強く推進する意向を持っておりました。そのなかで、デジタル活用戦略やデジタルトランスフォーメーションを推進する組織の「ミッション」を策定・実現する上で必要な機能や人材を定義する役割をベイカレントコンサルティングが担いました。テクノロジードリブンでどのようなビジネスが可能になるか、またそれを推進する上でどのような機能が必要で、どのように社内を変革する必要があるかを定義しました。

 

その後、その変革を実現する上で必要なリソースを見極め、リソースを調達し、あるべきトランスフォーメーションを実現するロードマップを策定しました。

常駐案件は多いのか

転職される方は常駐についてかなり気にされている方が多いですね。結論としては多いです。これは良し/悪しという問題ではなく実行支援・IT系のプロジェクトが多いからです。

常駐せずに実行支援をするよりも常駐したほうがクライアントのニーズを考えてもやりやすいのです。ちなみに戦略系でも常駐する例はよくあります。

メリットとしてはクライアントとのコミュニケーションが密なプロジェクトの場合はやりやすくなることです。逆にデメリットを上げるとすればクライアントからのプレッシャーがかかりやすいことでしょうか。もしくは笑い話としては虎ノ門ヒルズで働けないことです笑。

常駐自体が良し悪しという議論はあまり意味がないと考えておきましょう。

求められる人物像

ベイカレントコンサルティングは自主性・主体性を強く重視する社風です。能動的に動ける人でないとベンチャー気質を持ったベイカレントでは社内外である様々なチャンスを掴むことが出来ないと言われておりますので、転職時の面接でも「指示待ち人間ではない」ことをアピールするとよいでしょう。

またどの社員に聞いても「実行重視」というようにベイカレントを表現します。新しいアイディア・コンセプト創造に価値を置くのではなく「結局それやったらいくら儲かるのか」「実現出来るのか」を強く重視する社風です。

 

ベイカレントコンサルティングのカルチャーとして、実力主義の風土があります。出世の年功というものとは無縁で、プロジェクトに貢献できた人は出世するし、そうでない方は出世は難しくなります。分かりやすいですね。

元々の評価システムとして個人毎のPLがあると言われています。つまり

個人の売上(=人月単価 x 稼働率) - 人件費 - 間接費 で一人あたりどの程度儲かっているかが重視されるということです。これはITが中心であった時代の名残ではありますので近年は評価システムも変化し始めています。

戦略系で個人の売上は特にジュニアコンサルタントにはなんともしようがありません。

 

そのような環境なので、ハイレベルかつスピーディーな仕事環境に順応し、かつさらにその仕事クオリティを高めていけるガッツと吸収力のある人材が求められております。経験者であれば即戦力としてすぐにプロジェクトの役割を果たせるようになっていることが求められます。また、未経験者として転職する場合も「誰かが教えてくれる」のを待つような人間は不向きで、自力で知識不足を急速にキャッチアップしていける人間性が求められます。

 

また、細かいチーム階層がないフラットな環境の中で、自主性・チャレンジ精神が求められます。プロジェクトにおいては自分で手を上げて、積極的にアサインもしてもらい、またアサイン後は自分の役割を見つけ出して「成果」を残していくことが当然のように求められます。

 

ベイカレントコンサルティング発行の著書

続いては、ベイカレントコンサルティング発行の著書をいくつか紹介します。IT領域を得意とするコンサルファームとあって、デジタルトランスフォーメーションなどITによる変革を取り上げた記事や、エンジニアの働き方などといった著書がでています。

 

3ステップで実現するデジタルトランスフォーメーションの実際

この本はデジタルトランスフォーメーションに関する著書としては早い時期に出た著書です。日本企業の特性なども踏まえた上で、デジタルトランスフォーメーションを日本にて実現するにはどのようにすればよいかをメインテーマに据えています。特にデジタルトランスフォーメーションを取り入れる上で考慮すべき9つのアプローチポイントが、具体的で応用性が高いものとなっております。

 

3ステップで実現する デジタルトランスフォーメーションの実際

3ステップで実現する デジタルトランスフォーメーションの実際

 

 

デジタルトランスフォーメーション

日本企業におけるデジタル戦略のあり方は、ベイカレントコンサルティングの得意とする方向性です。この本ではデジタルトランスフォーメーションを取り入れる上での組織的な側面からのポイントについてよく論じられております。経営者や推進組織、そして既存IT部門のありかた、それぞれに与えられるべき役割について整理されております。 

 

デジタルトランスフォーメーション

デジタルトランスフォーメーション

 

 

エンジニアがビジネスリーダーをめざすための10の法則

ベイカレントコンサルティングは、SIerからフルサポートのコンサルファームに転換した企業です。そのため今でもSEとしてキャリアを始める方が多くおります。能力次第でSEでもマネジメント層になることもありますし、コンサルタントとしてプロジェクト推進を担うことだってあります。そのようなカルチャーのなかで培われた「エンジニアがマネジメント層になる上での障害や乗り切るポイント」についてまとめられているのが本書です。

 

エンジニアがビジネスリーダーをめざすための10の法則

エンジニアがビジネスリーダーをめざすための10の法則

 

 

社員紹介

続いては、社員のキャリアパスについていくつかピックアップいたします。

 

  • 大手シンクタンクからの転職。ハイテク・金融・消費財などにおいて事業戦略、マーケティング戦略、M&A・組織改革、実行支援などを経験。特筆すべきプロジェクトとして、製造業に対する新規事業戦略の構築と製品第一号の立ち上げ支援を行ったこと
  • 専門商社からの転職で、金融業界を中心に新規事業立案、デジタル化戦略、業務設計などのプロジェクトを経験
  • 大手電機メーカーからの転職。通信/ハイテク・保険・エネルギー業界の企業統合や新規事業立ち上げのプロジェクトに参画。PMOや業務プロセスモデルの構築、システム導入といったさまざまなプロジェクトに従事

 

特徴的なのが、各人非常に多くのプロジェクト経験をもっていることがあげられます、「ワンプール制」により業種もソリューションもいくつものプロジェクトを経験している方も多いです。求める人物像にもあった通り「積極的に挑戦する」スタンスをもつことで、特定の領域に縛られず幅広い案件にチャレンジする機会が与えられるのがベイカレントコンサルティング の特徴です。

 

研修

続いては、ベイカレントコンサルティングの研修システムについて紹介します。ベイカレントコンサルティングは自発的な研鑽を求めている(逆にいうと自ら動かないと成長できない)ため、転職者向けの研修については非常に充実しています。端的にまとめても5段階に分かれた研修が整備されています。

 

  • エントリー研修

これは内定〜新卒入社の研修です。内定時代からコンサルタントがメンターとなって個々のキャリアプランの策定をサポートします。また入社までにやっておくといいことや、プロジェクト事例をもとにしたケーススタディなどを行います。入社後は新卒社員研修にて、土台となるインプットを内定期間に行なっていることを前提により実践的なコンサルスキル、ITスキルやコミュニケーションスキルを開発します。

 

  • 職位別研修

新人期間が終わり、コンサルタントとして活動していくようになると、職位別の研修メニューが設定されていますので、プロジェクトの隙間のタイミングなどを活用しながらメニューを完了させていきます。メニューは多岐に渡りますが、大きくスキル・コミュニケーション・マインドに分かれています。

 

  • スキル
    コンサルタントやSEとして必要なスキルを構築していきます。財務分析や問題解決、インタビュースキルなどに加え、ITスキルの研修も主にキャリアの前半期にかけて行われます。シニアになってくるとプロジェクトマネジメントやセールス活動といった部分の研修が多くなってきます。
  • コミュニケーション
    こちらは語学・プレゼンテーション・ロジカルシンキングといったコンサルタントとして欠かせないコミュニケーションスキルを学びます。シニアになるとコーチングやクライアントとのコミュニケーション方法といったこともメニューに組み込まれています。
  • マインド
    こちらはコンサルタントとして成長していく上でのマインドセットにくわえ、情報管理に厳しい時代ですので、セキュリティに関する研修もあります。

 

  • 選抜プログラム

戦略案件・プロジェクトマネジメント・グローバル案件を強く希望する方向けの選抜研修です。コンサルタントとして実績あり、上記案件に積極的に関わりたいという方からメンバーを選抜して研修を行います。この研修の成績優秀者となることで、プロジェクトへの引き合いが増え、今後のキャリアが広がります。

 

  • MCEP

"Management Consultant Entry Program"の略称です。大規模なプロジェクトの「推進」チームであるプロジェクトマネジメントを希望する方向けのプログラムです。

 

  • SCEP

"Strategy Consultant Entry Program"の略称です。戦略案件への参画を希望している方に適してプログラムです。

 

  • GBCアセスメントテスト

GBCアセスメントテストは、海外案件志望者向けの語学や海外コミュニケーションテストです。また、それに向けた語学研修も設定されています。こちらで優秀な成績となると、グローバル案件に参加できる可能性が高まります。

 

  • 業界・サービス別研修

特定の業界やサービス(主にソリューションの内容で分類)によって、それぞれの領域に精通したコンサルタントが講師となって研修を行います。ベイカレントコンサルティング はユニットの区分けがないため、これまで経験のない領域のプロジェクトに突如アサインされたり、積極的に参加するということが可能ですので、このような研修が設定されております。

 

各業界・各テーマごとに多数の研修メニューが設定されていて、コンサルタントは、自分にナレッジが足りないと思ったら、これらのなかから合致するメニューを自主的に受講していくことになります。

 

  • キャリアカウンセリング

マネージャー以上のコンサルタントがメンターとなって、今後のキャリアプランやそれを見据えた場合の現状の課題、現在のプロジェクトにおける自分の関わり方の問題点などを話し合い、カウンセリングを受けることができます。

 

面接・選考

続いてはベイカレントコンサルティングの中途入社面接を紹介します。ベイカレントコンサルティングの特徴としてあげられるのが「選考フローが長い」という点です。多くのコンサルファームの中途採用の選考回数は2―3回ですが、ベイカレントコンサルティングは最短3回、通常4回で、かつその前に論述問題があります。

コンサル志望の方はこちらの記事を読み業界知識・面接対策を行ってから転職に臨むことを推奨します。

知識を凝縮!コンサルタントへの転職バイブル

 Webテスト 論述問題

面接の前にテストを受ける必要があります。こちらは会社にてWEBテストと論述問題を一気に受けるものです。口コミ等を見る限り、ここで多くの方が落ちるというわけではなさそうですが、しっかりと対策をしておきましょう。WEBテストはいわゆるSPIですが、基本的に企業に訪れて受ける形式になっているようです。また論述問題は時事問題が出されることが多く、過去にはアベノミクス、ホワイトカラーエグゼプションといったテーマが出題されました。 

 面接

ベイカレントコンサルティングに転職するための面接は先に書いた通り3〜4回ありますが、どこかで面接の形式自体が変わるということはなく、同じような面接を複数回こなす、面接官の職位がだんだん上がっていくという仕組みになっています。

 

あくまで目安ですが1次はシニアコンサルタントクラス、2次はマネージャークラス、3次はシニアマネージャークラスで最後がパートナークラスが基本で、おそらく志望者の評価の高さや採用のタイミングによるのでしょうが、3回で終わる場合などはスタートからマネージャークラスだったという話も聞かれます。

 

質問内容についてはさほど突飛なものはみられませんでした。強いていうと「コンサルタントの価値」でしょうか。

 

質問事例

  • 転職理由・コンサルを志望する理由
  • 現職で苦労した経験
  • 現職で成功体験
  • 前職で培った経験・スキルでコンサルビジネスに生きるポイント(未経験の場合)
  • コンサルタントの価値は?
  • セールス経験・クライアントと議論した経験について(該当する職種の場合)

 

いずれもさほど得意なものではありません。一方で、これはコンサルファームによくあるパターンですが、答えがはっきりしなかったり、矛盾があったりすると徹底的に突っ込まれる場合が多いです。ただし、大抵の場合は何かしら突っ込まれることが多く、特に前半戦で優しすぎる場合は「脈なし」の場合が多いようです。(あくまでケースバイケースですが)雰囲気として圧迫というわけではありませんが、敢えて厳しい議論をしてコンサルタントとして重要な対応力を見ていると思われます。尚、シニアクラスになってくるとある程度前段で篩にかけられているので、極端に厳しい質疑が飛ぶことは減っていくのが一般的な傾向です。

まとめ

ベイカレントコンサルティングに関する知識を凝縮しました。ベイカレントコンサルティングは決して内定が簡単な企業ではないので事前に知識を固め、面接対策をしなければ内定出来ません。注意深く面接に臨みましょう。

 

コンサルタントになりたい人へおすすめの転職方法 

求人の数を確保しながら同時にエージェントと接触する質も高めるという観点で、私がおすすめする転職エージェントの使い方は4つです。

1.必須!リネアコンサルティングへ相談

コンサルへの転職に多くの実績と知見をお持ちのリネアコンサルティングへの相談は必須です。代表の大森さんはPwCの人事も経験されており大変深い知見をお持ちです。相談は以下のリンクから。

総合系コンサルティングファームへの転職ならリネアコンサルティング・大森 崇氏へ相談!

 

2. リクルートエージェント 、Dodaマイナビエージェント パソナキャリアに登録し求人を見る

 

ここは求人数がとにかく多い大手エージェントに登録し、どのような求人があるのか広く見るためです。

メンヘラになってしまい眼の前の案件にとりあえず飛びついてしまうのは失敗する転職の典型です。

そうならないためにも、どのような案件が世の中にあるのか知るには大手エージェントで多くの案件を見ることが有効です。

 

3.『BIZREACH(ビズリーチ)』で会うエージェントを選び質の高いエージェントと会う

 自分がエージェントに求めるものがはっきりしてきたら、徐々に専門性の高いエージェントに会うのもよいでしょう。

外資系を見たいならJACは求人数を多く確保しています。

情報収集が出来てきたら自分がどのような求人に興味あるのかがわかってくると思います。

その後は業界ごと、職種ごとに特化したエージェントを上手く使うと思ってもない求人と出会えたり、深みのあるアドバイスを受けることが出来ます。 

そういった特化型エージェントと出会いたい場合は自分の希望と今までの職歴などを登録し、その条件に応じてエージェントがスカウトするというスカウト型DBに登録するとやりやすいです。

年収600万円以上を目指す場合は高収入向けで最大手である『BIZREACH(ビズリーチ)』をまず使ってみることをおすすめします。

 

4.ベイカレントコンサルティングに応募

このメディアを対象とし、特別にマネージングディレクター直結応募ルートを用意いただけました。これは現在積極採用をベイカレントが進めているから出来ること非常に稀な機会です。是非応募して見て下さい。

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